神秘的な青い地底湖が見られる「龍泉洞」や、明治に建てられた重要文化財「岩手銀行赤レンガ館」、ロケーションと空間も魅力の「岩手県立美術館」など、雨の日でもデートを楽しめる、岩手のおすすめスポットをご紹介します。

1. 龍泉洞

photo by ぽぽい子さん

岩泉町にある鍾乳洞。洞内に住むコウモリとともに、国の天然記念物にも指定されています。洞内の総延長はわかっている部分で3,600mあり、そのうち700mを公開。現在も調査は進んでおり、総延長は5,000m以上と推定されています。洞内の照明をLED化することにより、より幻想的な世界を演出しています。

photo by ぽぽい子さん

龍泉洞は、”ドラゴンブルー”と呼ばれる世界有数の透明度を誇る青い地底湖が有名です。8つある地底湖のうち3つが公開されており、第3地底湖は水深98m、非公開の第4地底湖は水深120mと日本一の深さを誇ります。神秘的にライトアップされた地底湖は、吸い込まれそうなほど美しい青さ。

また観光コースのルート上にある月宮殿は、岩の重なりで空間がハートに見える場所がありますので、カップルで探してみてくださいね。

2. 宮沢賢治童話村

photo by Kingdom YJCさん

宮沢賢治の出身地・岩手県花巻市にあり、賢治の童話世界を体感できる宮沢賢治童話村。広い敷地内には「賢治の学校」と名付けられたメイン施設があり、ファンタジックホール・宇宙・天空・大地・水の5つのゾーンで映像や音響を駆使した世界が広がります。

photo by 26さん

そのほか敷地内には、ログハウス展示施設「賢治の教室」もあります。賢治童話に登場する植物・動物・星・鳥・石に関する展示棟と「森の店っこや」からなるログハウスで構成されています。童話のイメージをそのまま再現したようなスポットが揃い、カップルで童心に帰って楽しめるスポットですよ。

3. 岩手銀行赤レンガ館

photo by doryさん

明治44年(1911年)に盛岡銀行の本店として完成し、のちの岩手銀行である岩手殖産銀行が昭和11年(1936年)に譲り受け、本店として利用してきた建物。設計は東京駅でも知られる、辰野・葛西建築設計事務所によるもので、重要文化財に指定されています。

盛岡駅周辺散歩/岩手銀行 赤レンガ館

館内は無料の「岩手銀行ゾーン」と有料の「盛岡銀行ゾーン」があります。岩手銀行ゾーンでは、多目的ホールやライブラリー・ラウンジを無料で見学することが可能。多目的ホールからは八角形のドーム型天井を見られるほか、ライブラリー・ラウンジでは、盛岡の産業や商業について映像で紹介しています。

また盛岡銀行ゾーンでは、応接室や重役室といったフロアを有料で見学できます。建物の変遷や岩手の金融史を紹介しているほか、バーチャルリアリティー映像で建物の歴史や構造などを詳しく知ることができますよ。