難読漢字、3問目は「転た」!

「転た」の読み方をご存じですか?

「転」は「転ぶ」という使い方をするので「ころげた」と読みたくなりますが違います。

それでは、何と読むのでしょうか?

「転た」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「う○た」の3文字
  2. 訓読みです
  3. 「転た寝」という使い方があります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「転た」の読み方、正解は・・・


正解は

「うたた」

です!

「ころぶ」という意味ではなく「ある状態が進行していく様子。いよいよ。ますます。」という意味です。坂道を転がるようにどんどん加速していくと考えるとイメージできるかもしれません。また、それが転じて「状態の変化に心が動かされる様子」という意味としても使われます。「転た心(うたたごころ)」は「うつりやすい心」という意味です。

「転た寝」も同じ意味?

「転た」だけだとあまりなじみがありませんが、ヒントにも挙げた「うたたね(転た寝、転寝)」には見覚えがあると思います。「(眠るつもりがないのに)うとうとと眠ること」という意味ですが、状況がどんどん進行していく「転た」とはちょっと印象が違うように感じます。

ここは「眠るつもりがないのに」がポイントで、本当はそのつもりがないのにどんどん状態が変化していく(眠りが深くなっていく)ととらえると「転た」と同じ可能性はありそうです。「夢うつつ」の「うつつ寝」から転じたという説もあり、明確な語源はわかっていませんが、同じ字を使っている以上は無関係とも言い切れないと思います。

今ではあまり使われていない言葉ですが「転た」の読み方、是非覚えてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?

今回は同じ漢字を重ねたり、表外の読み方だったりと少し変わった漢字を選んでみました。

全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。