夏が近づくにつれて気になるのが紫外線です。「若いからまだ大丈夫」と思っていても、紫外線対策を怠っていると、近い将来にシミやシワなどの肌トラブルに悩まされることになるかもしれません。そこで、20代の今のうちから毎日の生活に取り入れたい紫外線対策を紹介します。
肌の老化を防ぐには20代からの対策が必須
クラシエホールディングス株式会社が、「クラシエたんぽぽメンバー」に登録している会員を対象に行なった肌のお悩みに関するアンケート調査によると、「お肌の曲がり角」を感じたことのある女性は94%にのぼります。
特に、20代後半から30代前半で徐々に肌の変化を感じ始める人が多く、お肌の曲がり角を感じるきっかけとしては全体の半数以上の人が「シミ」を挙げていました。
いくら日焼けしてもツルツルお肌の自分を見て、「今年もまだ大丈夫!」と思っていませんか?いま目立った肌ダメージがなかったとしても、紫外線対策を怠っていると数年後に後悔することになるかもしれません。
紫外線は肌のシミやシワ、たるみなどの原因にもなります。30代、40代になって「あのとき、日焼け対策をしておけばよかった……」と後悔することのないように、今のうちから予防ケアを始めましょう。
暑い夏の日焼け&紫外線対策4選
紫外線が気になる今の季節、体の外側から、そして内側からもできる紫外線対策を紹介します。どれもちょっとの気遣いで、すぐに始められるものばかりです。ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください。
- 日焼け止めはこまめに塗り直す
- 油断は禁物!保湿を怠らない
- マスクも紫外線対策効果あり?
- 食生活&睡眠も大切
1.日焼け止めはこまめに塗り直す
朝、家を出る前に化粧下地タイプの日焼け止めを仕込ませ、首・腕・脚に日焼け止めを塗るという女性は多いでしょう。朝から日焼け対策を怠らないことは確かに大切ですが、その日焼け止め、きちんとこまめに塗り直していますか?
日焼け止めは、ムラなく塗っても汗はもちろん衣服や手に触れることで簡単に落ちてしまうもの。日焼け止めの効果をキープさせるために、2~3時間ごとに上から塗り直しましょう。
とはいえ、顔はメイクをしていると塗り直しが難しいですよね。そんなときはメイクの上からでも使える、ミスト・スプレータイプの日焼け止めが便利です。化粧直しのついでに、シュッと顔にひと吹きして日焼け対策もしておきましょう。ミストタイプなら潤い効果も期待できるので、きれいに化粧直しができて一石二鳥です。
2.油断は禁物!保湿を怠らない
夏は湿度が高く汗もかくため、つい保湿ケアを怠ってしまいがちですが、肌の保湿(水分量)が不十分だと紫外線から肌を守るバリア機能が衰え、ダメージを受けやすい肌になってしまいます。日焼けをしてしまったときのアフターケアとしてはもちろん、肌のバリア機能を高めるためにも保湿は効果的です。
また、肌を内側から潤すことも同じく大切です。熱中症対策もかねて、暑い夏は水分をたくさん取るように心がけましょう。
3.マスクも紫外線対策効果あり?
新型コロナウイルスの感染予防が必要な今年の夏は、どこへ行くにもマスクが手放せないですよね。そんな中、マスクをしていれば日焼け対策になるのでは?と考える人もいるでしょう。
通常のマスクの場合、素肌と比べれば少ないものの、紫外線が肌に届く量はゼロではありません。マスクを紫外線対策として使用する際は、UVカット加工のあるものを選びましょう。また、マスク焼けを防ぐためにも、日焼け止めとの併用を心がけてください。
なお、夏にマスクを着用する際は、くれぐれも熱中症にならないように注意しましょう。屋外で人との距離を十分に保てるところでは適宜マスクをはずして、水分補給を行うなど、体への配慮もしっかりと行うとよいでしょう。
4.食生活&睡眠も大切
紫外線対策というと、体の外側からのケアで精一杯になってしまいがちですが、バランスの取れた食事や睡眠時間を確保するといった生活習慣によるケアも大切です。
特に食生活は肌の調子にダイレクトに影響を与えるものなので、意識的に栄養価の高い食材を毎日の食事に取り入れるようにしましょう。
例えば、夏野菜の代表格であるトマトは、紫外線から肌を守ってくれる「食べる日焼け止め」と呼ばれています。トマトに含まれているリコピンが紫外線から肌を守ってくれるからです。そのほか、老化を抑制する抗酸化作用があるビタミンA、C、Eを多く含む食材を意識的に摂取するといいでしょう。
暑さで食欲が低下し、あっさりとしたものや冷たいドリンクばかりを体が欲してしまいますが、できる限りバランスの取れた食生活を心がけましょう。