ピンクの襖絵が話題の「随心院」や、モネの『睡蓮』を所蔵する「アサヒビール大山崎山荘美術館」、趣ある建物も見どころ「新風館」など、雨の日でもデートを楽しめる、京都のおすすめスポットをご紹介します。

1.随心院

photo by キエさん

百人一首でおなじみ、絶世の美女といわれる歌人・小野小町ゆかりのお寺。小野小町が余生を過ごしたと伝わる場所で、境内のあちこちに小野小町ゆかりのスポットが点在します。

縁側のある美しいお庭・梅園もある随心院に来たら、ぜひ「蓮弁祈願(れんべんきがん)」を。蓮の花をかたどった紙に願いごとを書いて、水の入った壺に浮かべる祈願です。紙が水に溶けると願いが叶うそう。ぜひお試しあれ!

そしてインスタ映えするとして人気があるのが襖絵「極彩色梅匂小町絵図」です。4面をとおして小野小町の一生を描いており、この印象的なピンク色は、梅園の梅の色と同じなのだそう。雨の日だからこそ、ゆっくり写真撮影を楽しんで2人のデートの思い出にしたいですね。

2.アサヒビール大山崎山荘美術館

加賀正太郎という趣味人の大富豪が、イギリスのウインザー城から見た風景に山崎の景観が似ていると、この地を選んで建てた美術館。日本でも人気の高い印象派の巨匠クロード・モネの『睡蓮』を所蔵していることで知られています。

また、日常的な暮らしの中で使われてきた伝統的な手仕事の日用品の中に「用の美」を見出した、”民藝運動”の作家の作品も多く所蔵しています。

3.新風館

2020年6月にリニューアルオープンした「新風館」。観光客からも地元の人からも愛されてきた施設が生まれ変わり、新たに20店舗のショップやレストランを擁する複合施設となりました。その中には関西初出店となるお店や、アジア初進出となるホテルまで!

新風館は元々は旧京都中央電話局として、大正時代に建築が始まった歴史ある建物。京都の有形文化財にも指定されており、古くから京都の街に馴染んできたスポットです。近年はショッピング施設として名が知られていましたが、改装のためクローズをしたのが2016年3月。そして2020年6月には、旧新風館の外観を残しつつ、建築家の隈研吾氏のデザインによる新しい新館と共に新風館が再び京都の街に帰ってきました。