【高温期12日目体温下がる訳5】インプランテーションディップ

高温期12日目に体温が下がるのは…

妊娠していたのに、高温期12日目に基礎体温が下がった、という理由にはインプランテーションディップの可能性も考えられます。

インプランテーションディップというのは、受精卵が着床するタイミングで、1日だけ基礎体温が下がる現象が起こることを言います。

基本的には着床というのは高温期7日目から10日目に起こるので、インプランテーションディップもこの間に起こることが多いのですが、生理周期や基礎体温の周期には乱れが生じることも良くあることなので、高温期12日目に起こる可能性もあります。

インプランテーションディップが起きるのは、着床が成立するときに、本来高温期には分泌されることかない卵胞ホルモンが一時的に大量分泌される事が原因となります。

着床時の卵胞ホルモンの大量分泌というのは、一時的なものなので、翌日からは高温期が戻ってきます。

高温期12日目に基礎体温が下がる理由にはインプランテーションディップも考えられますが、インプランテーションディップを経験する人の割合は妊婦さん全体の2割程度、しかもそのほとんどの人は高温期7日目から10日目に起こることを考えたら、それほど確率は高くないと考えておきましょう。

高温期12日目!妊娠していたらどんな体調変化が?!

高温期12日目に体温が下がることがあっても、妊娠している可能性もあることがわかりましたね。

計測ミスやインプランテーションディップで基礎体温が下がったけれども、妊娠しているということであれば、着床が済んでいるはずの高温期12日目には何らかの妊娠超初期症状が出始めている可能性もあります。

妊娠していた場合に、高温期12日目の頃に起きる可能性がある体調の変化にはいったいどのようなものがあるんでしょうか。

ここから、高温期12日目の頃に感じやすい、妊娠超初期症状についてみていきたいと思います。

【高温期12日目の体調変化①】精神的にイライラや鬱っぽく

高温期12日目に感じる体調の変化には、精神的なものがあります。

妊娠検査薬は陽性にならなくても、着床が成立していると、高温期12日目の頃には、ホルモンバランスの変化が起こるようになります。

高温期12日目に体温が下がると妊娠してない?生理がくるかも!
(画像=『Lovely』より引用)

ホルモンバランスが変化すると、自律神経が大きく乱れるので、精神的にイライラしてしまったり、鬱っぽくなってしまったりするものです。

とはいえ、生理前症候群でイライラするようになる時期でもあるので、生理前症候群のイライラなのかどうか、見分けがつかないこともよくあります。

イライラだけでは妊娠しているとは言いませんが、妙に精神的に落ち着かない感じが妊娠の兆候だった、ということはよくあります。

【高温期12日目の体調変化②】おりものに茶おり?

高温期12日目の頃には、おりものに茶おりが混じることがあります。

この茶おりは着床出血の影響の出血がおりものに混じったための茶おりになります。

着床出血というのは、受精卵が子宮内膜の壁に張り付いて、子宮内膜の外側の膜を突き破って根っこを下すときに起きる出血になります。

この出血の量が少ないと、おりものが茶おりになる程度のこともよくあります。

着床自体は高温期7日目から10日目に起こることですが、着床出血は1週間ほど続くこともあるので、茶おりが高温期12日目の頃に出たとしてもおかしくはありません。

ただ、茶おりが出る原因には生理も考えられます。人によっては生理前に茶おりが出ることもあります。

生理直前の時期でもある高温期12日目の茶おりは、生理前の茶おりの可能性もあるので、茶おりだけで妊娠を判断することは出来ません。

茶おりは目安の1つとして考えるようにしましょう。