出版できる人とできない人の大きな違いのもうひとつは、続けることができるかどうかだと思います。最終的に出版する人というのは、結局は出版するまで続けてきた人なのです。
すべてのプロセスがとんとん拍子に進むわけではありませんし、実現までには紆余曲折があり、エネルギーも要します。すると、あきらめてしまうケースが多いのです。何かをあきらめること自体は悪いことではありませんし、自分なりに納得したうえでの判断ならいいのですが、やりたい気持ちがあるのに落ち込んであきらめてしまうのは、とても残念なことですよね。
出版という目に見える形で報われるのは、それまでにやってきたことの氷山の一角のようなものだと思います。そういう形で報われるには、それに相当するだけの蓄積があるのです。「何も咲かない寒い日は下へ下へと根をのばせ。やがて大きな花が咲く」と言われますが、出版という花が咲かない時には、根っこのほうに力を注ぐことを意識するといいでしょう。
気をつけたいのは、落ち込んで精神的に狭いところに入り込んでしまうことです。そうするとエネルギーの流れも悪くなってしまいますし、せっかくいい話があっても、それに気づけなくてしまいます。どんよりした雰囲気を発してしまうと、一緒に仕事をしたい人ではなくなりますから、いい話も紹介してもらえません。悪循環にはまってしまうのですね。
だから、うまくいかない時はエネルギーの流れを整えることを意識してみてください。それは生活をきちんとすることであったり、身の回りを整えることであったりします。「何が何でもこの企画を通さねば!」とがむしゃらになっている時よりも、むしろすっかり忘れて日々の生活に充足しているような時に、思いがけず話が動いていくものですよ。
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