将来の年金がどのくらいもらえるのかわからない中、老後に貯金が底をつく「老後破産」の心配をしている方は多いと思います。

老後破産に陥る家庭にはいくつか共通点がありますので、とくに40代以降の方は自分が当てはまっていないか確認してみましょう。

住宅ローンの返済で退職金をあてにしている

老後の生活費の柱は、年金と貯金、そして退職金の3つです。住宅ローンの返済に、この中の1つである退職金をあてにしている人は要注意です。老後資金に回せる退職金が減るのも問題ですが、この場合。繰上げ返済ができない状態の家計、つまり貯金も少ないケースがほとんどだからです。

老後に必要な資金を試算していない

老後のために用意すべき資金は、受給される年金額、持ち家か賃貸か、都会か田舎かなどそれぞれのシチュエーションにより異なります。ただし、マイホームの返済や子供の教育費などもあり、老後資金を後回しにしている人が多い印象です。

自分が老後に必要になる資金を試算して、自分がいくら貯めないといけないのかをまず意識していきましょう。自分が受給できる予定の年金については、日本年金機構の「ねんきんネット」で確認できます。