株式投資は数十万円程度の大きなお金がないとできないものと思っていませんか?最近では、多くの証券会社で1,000円単位から株式投資をスタートできるようになっています。

株式投資を始めたいけれど難しそう、投資をするためのお金があまりない。そんな人には少額から気軽に始められる「ミニ株」(単元未満株)がぴったりです。

ミニ株(単元未満株)とは?

ミニ株とは、株式を1単元(100株)未満で購入できるサービスです。通常、株式は1単元単位で購入する必要がありますが、各証券会社が独自にミニ株サービスを提供しています。

例えばJT(日本たばこ産業)の2022年10月末時点での株価は、2,464円なので取引単位が1単元(100株)であれば、2,464円×100株=24万6400円の資金が必要です。しかし、単元未満の1株単位で購入可能な場合、2,464円あればJTの株式に投資できることになります。

ミニ株のメリットとデメリット

ミニ株には、次のようなメリットとデメリットがあります。

【メリット】
・少額から始められる
ミニ株は1株単位で購入できます。1単元で購入するよりも購入額を抑えられることから、気軽に株式投資が始められます。

・分散投資ができる
1銘柄を保有するための資金が少なくて済むため、複数銘柄を保有することで、分散投資の効果が働きます。分散投資は値動きの特徴が異なる複数の銘柄を持ち合う投資手法のことで、保有資産全体が総じて下落するリスクを軽減できる効果があります。

・損失を抑えられる
株式投資の損失が怖いという人でも、ミニ株なら投資額が少額のため、1単元で購入するよりも損失が発生した場合の損失額が少なくなります。

・手軽に購入できる
ミニ株を利用できる証券会社の多くはスマホで取引可能なため、外出先などでも気軽に株式投資ができます。

【デメリット】
・売買手数料がかかる
株式を売買する際は、ミニ株でも売買手数料がかかります。そのため定額制の手数料を採用している証券会社の場合、頻繁に売買をすると投資額が少額なだけにほとんど利益が得られない可能性があります。

ミニ株はこんな人に向いています

ミニ株は少額からスタートできるので、投資のための手元資金が少ない人や、株式投資をお試しで始めてみたい投資初心者に向いています。また分散投資がしやすいことから、リスクを抑えて株式投資をしたい人にも向いています。

では、ミニ株ができる主な証券会社2社を紹介します。