観光地としても人気のあるフランスの古城。「ロワール地方の古城めぐり」なんてツアーも組まれるほど、古城といえば「ロワール地方」がクローズアップされることが多いですよね。しかし、「ロワール地方」はパリから車で3~4時間ほど…。日帰りは少し難しいかもしれません。
そこで今回ご紹介したいのが、パリから約100km(車だと1時間半ほど)にある『ピエールフォン城』。パリからの日帰り旅行にぴったりなお城です。現在はコロナの影響で閉鎖されておりますが、再び門が開く日を心待ちにしています。再び緑豊かな城下町を見れることを願いながら、バーチャルツアーをお楽しみください♪
200年の空白の時を経て再建された『ピエールフォン城』
『ピエールフォン城』はおとぎ話に出てくるようなとても素敵なお城なのに、車でないとなかなかアクセスしづらい場所にあるせいか、日本での知名度は少し低い模様。小さな町の中に堂々と建つお城は「いかにもお城!」というイメージそのもので、まるで絵本の世界の中に迷い込んだみたい。フランスの歴史的建造物に指定されている建物です。
14世紀末にフランス王シャルル6世の弟、ルイ・ドルレアンによって完成されたピエールフォン城。ルイ13世の時代には破壊を命じられ、200年間ほど廃墟と化していたそう。そしてナポレオンが購入し、19世紀のフランスを代表する建築家ヴィオレ・ル・デュック氏(パリのノートルダム大聖堂なども修復した人)によって修復工事がなされ、今の姿に再建されました。
室内の家具はほとんど残っていませんが、お城自体の美しく華やかな外観や中庭、室内の壁や天井など、建築物としての見所がたっぷり。お城の周りの緑豊かな芝生公園ではピクニックをしている人たちも見かけます。
小さな城下町はアンティーク・ブロカントのお店やカフェ、レストラン、そしてボートが楽しめる美しい湖もあって、週末になると家族づれで賑わっています。
こちらのお城はペットの入場は禁止なので順番に中を見学しようとする私たちに、「ここで預かっておくからゆっくり見学してきていいよ!」と我が家の愛犬を預かってくれたチケット売り場のムッシュー。素敵な人たちとの思い出もある大好きな場所です。
テラス席でランチを楽しめる季節になったら、また日帰り遠足に出かけたいなと思っています。
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