■WEB会議でのトラブル
最近ではリモートで実施の案件に通訳を入れたいというご依頼が増えました。その分WEB会議ならではのトラブルも多くなっています。中でも一番よくあるのは発言者の声がよく聞こえず通訳ができないというもの。イヤホンマイクを使用できなかったり、通訳回線の不具合だったりと理由は様々ですが、いずれにしても音が聞こえなければいい通訳はできません。
ある会議では当初音声環境がうまくいかず、会議終了後に通訳者さんからご指摘が入りました。当初はすべての方がオンラインで参加と伺っていたのですが、実際にはオンライン参加の方と会議室から複数人で集まって参加している方の両方がいらっしゃったというのです。会議室で集まって参加された方々の音声がうまく聞こえず、通訳ができなかったという内容でした。
そこで次に同じクライアントから同様の会議のご依頼が来た際には、どのように対応してほしいか、どうすればきちんと通訳者が通訳を行えて、お客様もクリアに通訳を聞くことができるのか、ということをしっかりとお伝えしました。お客様もコーディネーターの話に耳を傾けて協力下さったため次の会議は無事に成功。通訳者さんからもお客様からも快適に会議が行えたという喜びの連絡をいただきました。
お客様や通訳者さんにどのように説明して理解いただくかはいつもコーディネーターが気を遣う点です。通訳者さんとお客様とでは大事だと思う部分が違うことも多いからです。しかしながら会議の成功のために時には粘り強くお願いすることも必要だと実感した案件でした。
通訳料は決して安い金額ではありません。だからこそそれに見合うよう、そして通訳者さんが最高のパフォーマンスをできるよう、コーディネーターも日々案件に向き合っているのです。
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