通訳コーディネーターをしていて嬉しいのは、やはり会議が成功し、通訳者さんやお客様に感謝される時です。今回はそんなコーディネーターが仕事をやっていてよかったと感じたエピソードを2つご紹介します。
■通訳現場でのサポート
通訳機材を入れるような大きな会議の場合、コーディネーターが当日現場までお伺いし、会議開始までサポートすることもあります。コロナ禍での開催だったため、配信での開催となったある会議のこと。主催者の方だけではなく通訳も配信するということで通訳者さんにも現場に来ていただいていました。しかし、初めての配信ということもあり接続が全くうまくいかなかったのです。
主催者の音声が配信できないという状況に現場は混乱。通訳者さんは通訳ブースという通訳用の小部屋で生配信を通訳していたため、外の様子がわからず置いていかれるという状況が生まれました。そこで、都度通訳者の方にコーディネーターが状況をお伝えしサポートしました。また、部分的にどうしてもうまく配信できず、音声を取り直す必要があるという箇所もコーディネーターが直接お客様と通訳者さんの間に入り交渉を行いました。あなたがいてくれて助かったと感謝された記憶に残る出来事です。
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