はじめまして、整理収納アドバイザー×司法書士の長谷川絹子です。
私は相続手続きや不動産登記を専門とする司法書士の職についていますが、ご依頼が完了した後も引き続きお客様のお役に立てるようなサービスはないかと考え、整理収納アドバイザー1級の資格を取得しました。現在はお片づけをとおして、同居家族に相続があった方や、老後に向けた新しい生活を始める方のサポートに取り組んでいます。
今回は不要になった服をメルカリなどのフリマアプリで売るための、服の仕分け方について私の経験をもとにご紹介します。
メルカリは利用したことがあるけれど、いらない服を手放すために使ったことはまだないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
洋服を全部出し服をわけていく
片づけの基本は「使っているモノと使っていないモノをわける」ことです。
洋服でいうと「着ている服」と「着ていない服」とわけることになります。
一度クローゼットや収納ボックスからすべての服を出して、「いま、着ているか」の視点で洋服をわけて整理をしてみましょう。
さらに「着ていない服」は、まだきれいだけど着ることがなかった服と、ダメージがありもはや着ることができない服にわけられます。
ダメージがある服はメルカリでは売りにくいので、初めにわけてしまいましょう。
対象となる洋服に「穴・ほつれ・シミ・汚れ・毛玉・色あせ」などのダメージが、ないかよくチェックします。
もともとお気に入りだった服で着用頻度が高かったものは、ダメージに気づいていないことがあるので要注意です。
袖・すそ・首回りなどは、経年劣化しやすいところなのでよく見てください。
「これくらいのシミはいいかな…?」と判断に迷うような場合は、身近な家族や友人がこの服をきているところを思い浮かべてください。
どうですか、シミは気になりますか?気になるようであれば、もうこの服はファッションアイテムとしての役割を終えていると考えましょう。
メルカリで検索をして服の需要と価格をチェック
次にこの服がメルカリで売れるか売れないかを調べてみましょう。
「これは売れるだろうな」と自分では思っていた服が、意外と売れていないということはよくありますので、この作業はしっかりと行ってください。
メルカリを開き、検索窓をタップして、「ブランドからさがす」で、該当の服のブランドを探します。ブランドカテゴリがない場合は、そもそもメルカリ市場に対する需要が少ないということです。
ブランドカテゴリにないブランドや、いわゆるノーブランドの商品も売れないわけではないですが、出品にあたり工夫が必要となりますので、慣れてきてからの挑戦をおすすめします。これらの服は「慣れてから出品する」グループとしてまとめて保管しておきましょう。
ブランドを選択した状態で、次に「性別+アイテム名」(例:レディース ジョガーパンツ)のワードで検索します。人気のあるものは、アイテムではなく「商品名」(例:ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ)を入力したほうがより具体的なリサーチができます。
「新しい順」のタブで検索結果をみていきます。
同じ服や、似たような感じの服が「SOLD」になっていれば需要アリと判断します。
次は、「いくらで売れるか」のチェックです。価格で注意すべきは「商品の状態」。
同じ商品でも新品同様か、使用感のある服かで価格がかわるので、できるかぎり自分の商品の状態と近いものをチェックします。色やサイズで価格が異なることもあるので注意してください。
価格にばらつきがあるものは、最近の価格を参考にします。