逆に、「この方に頼めばうまくいくな」とわかっていても頼まない、頼りたくない人脈はというと、「がっつりギブアンドテイク」というタイプです。大きなテイクを求められそうな感じがすると、どうしても避けてしまいますね。

大きなテイクを求められても、そのテイクが自分にとって負担にならない場合もあります。それはあくまでも「自分にとって」という基準なので、人から見たら、「それだけのことを頼むのに、そんなに大変なことをしなければいけないのか」ということもあるかもしれません。でも、自分が楽しんでやれることだったり、好きでやれることだったりすると、苦にならないのです。だけどそのテイクの性質によっては、たいしたことではなくても、自分にとっては気が重くて、ものすごく負担に感じてしまうこともあります。

そういう理由から、ノリが違う方や、ペースが合わない方にも頼まないようにしています。たとえば、頻繁に連絡をとりたがるタイプの方だと、頼み事をしたのをきっかけに、しょっちゅう連絡があるだろうなと予想されます。私はできるだけ静かに何かを書いたり考えたりして過ごしたいと思っているので、そうして煩わされると、精神的な負担がすごく大きいんですね。また、会食が好きな方や、いろんな社交の場に顔を出すことを求められるケースも、避けるようにしています。

人によって何を負担に感じるかはそれぞれですので、自分は何が嫌なのかを見極めた上で、すでに伝手がある場合に、その伝手を頼るかどうかを検討していくといいかもしれませんね。

第163回でお伝えしたように、相手にとってご迷惑なのではと思って、遠慮してしまっていることもあるでしょう。自分の中で制約をかけしまっている場合は、本当にそうなのか、しっかり根拠を洗い直してみてください。不要な縛りであれば、解いていくことで道が拓けていくはずです。


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