では次の持ち込み先を……というところで、Iさんからご相談がありました。実は、同じアーティストの絵本も出版されていて、読んでみたらなかなかよい感じの本だったそうで、評伝と絵本と2本立てにできないか、とのこと。
絵本を拝見してみると、C社で刊行されている作品に通じるものがありました。C社なら評伝も絵本も扱っていますし、アート系に強いので、合っているかもしれません。ただ、絵本の刊行点数を絞っているので、企画が通りにくいかもしれないと思いました。
その旨をIさんにお伝えすると、絵本は門外漢なので、少し試行錯誤をしてみたいということでした。
10日ほどして、Iさんから絵本の企画書と試訳、ならびにアップデート版の評伝の企画書が届きました。感心するのは、きちんとC社の刊行物をチェックしたうえで、企画書もC社仕様に仕上げていることです。B社のときもそうでしたが、「なぜこの出版社に持ち込むのか」をしっかり考えて、「そこで求められるならどういう企画書か」という視点を持って行動できるのがIさんの強みだと思います。
アップデートされた企画書は、この連載でお伝えしているスタイルとは、かなり違うものになっていました。というのは……次回に続きます!
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