北海道の弟子屈町(てしかがちょう)にある「和琴半島」は、屈斜路湖の南側につきでた半島です。屈斜路カルデラができた後、火山が盛り上がってできたため今でも地熱が高く、日本で北限となるミンミンゼミの生息地としても知られています。半島全体が原生的な森に覆われ、雄大な屈斜路湖と共に北海道らしい豊かな自然の景観が楽しめるのが魅力。今回は、そんな和琴半島の魅力や見どころをご紹介していきます!

「和琴半島」とは?

和琴(わこと)半島は、かつて屈斜路カルデラの中に火山の溶岩が盛り上がってできた島でしたが、大昔に岸とつながって半島となりました。

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

現在でも全体的に地熱が高く、北海道の厳しい冬でも凍結しない場所が数多くある不思議なスポットです。

半島全体の地熱が高いことから、日本で北限となるミンミンゼミの生息地でもあり、「和琴ミンミンゼミ」として国の天然記念物にも指定されています。

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

また、ふつうは夏から秋にかけて見ることができるマダラスズ(コオロギの仲間)の鳴き声を厳冬期でも聴くことができます。

半島のいたるところから温泉が湧き、夏にはカヌーやキャンプ、釣りなどもでき、大自然のなかで様々なアクティビティを楽しめる場所です。

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)
地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

独特の自然や雄大な屈斜路湖が楽しめる「和琴半島」の見どころを、半島をぐるりと1周できるコースと共に更に詳しくご紹介していきます!

和琴半島の魅力を満喫!「和琴半島自然探勝路」を歩こう!

和琴半島には、コバルトブルーの湖や珍しい高山植物などを見ながら歩ける「和琴半島自然探勝路」が整備されています。

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

距離は約2.5kmで、約1時間ほどで巡ることができ、気軽に散策を楽しめます。コース内には、露天風呂があったり、屈斜路湖と藻琴山を望むことができるビューポイントなどもあり、見どころ満載です!

和琴半島の魅力を満喫できるポイントを、コースに沿って(時計回り)、順にご紹介していきます!

①和琴露天風呂

和琴半島入口から探勝路へと向かう途中にある「和琴露天風呂」!

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

誰でも自由に入浴できる、野生味あふれる露天風呂です。

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

すぐ横には脱衣所も設けられていて、気軽に温泉を楽しむことができます。

②屈斜路神社

探勝路に入ってすぐの分岐点を右に進んでいくと、「屈斜路神社」があります。

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

自然に抱かれた、半島で唯一の神社です。探勝路1周に出かける前にぜひ参拝してみて下さいね!

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

③トドマツの純林

コバルトブルーの湖を望みながら歩いていくと、見事な「トドマツの純林」が見えてきます。

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

他にも、途中には珍しい高山植物が咲いていたり、幹の周囲が15mにも及ぶカツラの巨木が枝を広げていたりと、歩いていて飽きない景色が続きます。

地熱の高さゆえの独特な自然を満喫!和琴半島の見どころ紹介【北海道】
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

また、山野鳥から水鳥まで多くの種類の鳥類も観察することができるので、バードウオッチングもオススメです♪