貯める&備える
2020/03/27

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30代独身の平均貯金額は317万円!年収別の貯金額は?

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
周りの人がどれくらい貯金しているのかって、気になりますよね。独身の間は好きにお金を使いたいと思う反面、将来に対して不安もあるし、「他の人は一体どうしているんだろう」とつい考えてしまいます。

そこで今回は、30代の単身者の平均貯金額と貯金額の中央値を紹介します。また、年収によって貯金額にどのぐらい差があるのかも見ていきます。周りの人の貯金額がその人の適正額とは限りませんが、参考にしてみてください。

さらに、実際に30代ではどのくらい貯金があればいいのかも解説します。また、今から貯金をスタートした場合のシミュレーションも紹介するので、貯金額が少なくて悩んでいる人は参考にしてみてください。

30代独身の貯金額はどれぐらい?

平均値と中央値を知ろう

お金に関するアンケート結果などで、「平均値」とともに「中央値」という言葉をよく目にすると思います。中央値とは、アンケートをとった人の数値を小さいほうから順に並べて、ちょうど真ん中の人の値のことです。

たとえば、アンケートを取った7人の年収が、低いほうから順に「200万円、250万円、300万円、400万円、500万円、600万円、2億円」だったとします。

この場合、中央値は真ん中(4番目)の400万円になります。一方、平均値は3,178万5,714円ですが、この7人の平均年収が3,000万円オーバーと言われてもピンとこないのではないでしょうか。

たとえば身長や体重など、数値が大体50から200の間に収まるような場合は平均値はとても参考になるのですが、年収のようなお金の分野では、一部の富裕層に値が引っ張られてしまうため、中央値のほうが実態を表しやすいと言えます。

平均貯金額は317万円

2018年に金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」によると、30代単身者の貯金額の平均値は317万円、中央値は40万円でした。平均値は317万円ですが、貯金額が300万円以上の人は全体の28.9%しかいません。

4割が貯金0って本当?

30代単身者で貯金がない人は39.7%!

上記の調査では、30代の独身者で貯金がゼロの人の割合は39.7%でした。独身の間は貯金のモチベーションが上がらないのか、実に4割近くの人が「貯金がまったくない」と回答したのです。

ちなみに、30代の2人以上の世帯では、貯金額の平均値は660万円、「貯金がない」と答えた人の割合は17.5%でした。

貯金がない人を除いた貯金額の平均は?

独身者の貯金ゼロの人の割合は4割近くありましたが、中には始めから貯金をするつもりがない人もいるはずです。みなさんが実際に知りたいのは、貯金をする意思がある人がどれくらい貯金をしているか、ではないでしょうか。

家計の金融行動に関する世論調査では、「貯金がない」と答えた人を除いたアンケート結果も発表されています。それによると、30代独身者の貯金額の平均は533万円、中央値は250万円でした。独身者でも250万円ぐらいは貯金があるということになります。

収入が低いと貯金はできない?年収ごとの貯金額を紹介

貯金できるかどうかは年収によっても変わってきますので、年収別の貯金額の平均値と中央値をご紹介します。
 

表を見ていただくとわかるように、年収が1,000万円までは、年収が高いほど貯金も増えています。

しかし、年収300万円未満の人の中央値も10万円とプラスになっており、半数以上は貯金があることがわかります。このことから、年収に関わらずできる範囲で貯金をするべきと言えるでしょう。

30代ではどれくらい貯金があればいいの?

前述のとおり、いくら貯金できるかは年収にもよりますし、実家暮らしか一人暮らしか、都会暮らしか地方暮らしか、また今後のライフプランなどによっても変わってきます。30代でどれだけ貯金があれば安心かは、それこそ千差万別です。

とはいえ、どんな人でも「緊急予備資金」と「老後資金」は考える必要があります。ここからは、この2つを目的とする貯金を、平均的な30代の独身女性がどれくらい準備すればいいのかを見ていきましょう。

「緊急予備資金」はどのくらい必要?

貯金額を考えるにあたっては、「緊急予備資金」の額が最低限の目安になります。この資金はいざという時のために必ず用意しておきたいお金で、突然の病気やケガ、会社の倒産、また災害などで働けなくなった時などに生活を立て直すための資金です。

独身者であれば、生活費の6ヵ月分が目安です。総務省が発表している2019年の「家計調査」によると、35歳から59歳までの勤労単身者女性の1ヵ月の生活費(消費支出)は19万9,914円なので、6ヵ月分は約120万円です。

収入がなくても半年間生活できる貯金があれば、住む場所の確保や再就職の準備ができます。この最低限の貯金がなければ、突然仕事を失うと借金をしなければ生活ができなくなるかもしれません。緊急予備資金は、最優先で準備しましょう。

「老後資金」はどのくらい準備すればいい?

緊急予備資金の120万円が貯まったら、みなさんが不安に思っている老後のためのお金を準備していきます。老後資金は緊急予備資金とは違い、貯金である必要はありません。株・債券、投資信託などから自分に合った資産を選びましょう。

金額の目安は、30代であれば年収の1~2倍、40代で3倍、50代で5倍を目標にしてください。

上述の「家計調査」では、35歳から59歳までの女性の勤労単身者の年収は約430万円なので、これを基準にすると、
  • 30代までに400万~800万円を貯め、
  • 40代でその資産を1,200万円に増やし、
  • 50代で2,000万円にする
ことが目標となります。

2019年に金融庁が「老後資金が2,000万円不足する」と発表して話題になりましたが、平均的な収入の人であれば、「60歳になるまでに2,000万円貯める」というのはやはり一つの目安になります。

30代の平均年収で今から貯金を始めたら?

必要な貯金額の目安を紹介しましたが、「そんなの無理!」と思った人も多いのではないでしょうか。もちろん、すぐに大金が貯まるわけではありません。貯金は毎月コツコツすることで10年後、20年後に差がつくものです。

では、平均的な30代女性が今から貯金を始めたら、いくら貯まるのでしょうか。シミュレーションしてみましょう。

3つの年間貯金額でシミュレーション

これまでそれなりに貯金をし、35歳の時点で250万円の貯金がある人を想定します(この金額は、上で紹介した“貯金がある人”の中央値です)。

前出の総務省の「家計調査」では、35~59歳の勤労女性の年収は約430万円、手取りは約343万円、1ヵ月の生活費は19万9,914円(約年間240万円)なので、最大で年間100万円は貯蓄に回せます。しかし生活費は人それぞれですし、生活費以外の出費も当然あるので、ここでは年間に貯金する額を

①45万円
②55万円
③70万円

の3パターンで見ていきたいと思います。

具体的にはいくら貯めればいい?

これらの金額を1年で貯めるには、給与とボーナスから以下の額を貯蓄する必要があります。

①毎月2万1,000円の貯蓄+ボーナスから10万円×年2回

②毎月2万1,000円の貯蓄+ボーナスから15万円×年2回、または、毎月2万9,000円の貯蓄+ボーナスから15万円×年2回

③毎月3万3,000円の貯蓄+ボーナスから15万円×年2回

決して楽な額ではないですが、できれば月の手取りから10%、ボーナスは50~80%は貯蓄に回したいところです。

60歳時点でいくら貯まっているか?シミュレーション結果

上記の額を継続して貯蓄していくと、60歳時点でいくら貯まっているかシミュレーションしてみましょう。

表. 35歳から貯金を始めた場合の貯金額の推移
  ①年間45万円 ②年間55万円 ③年間70万円
35歳時点 250万円 250万円 250万円
40歳時点 475万円 525万円 600万円
45歳時点 700万円 800万円 950万円
50歳時点 925万円 1,075万円 1,300万円
55歳時点 1,150万円 1,350万円 1,650万円
60歳時点 1,375万円 1,625万円 2,000万円

上記のシミュレーションでは金利を0%としていますが、30代からコツコツと貯金をしていけば、かなりの老後資金を準備できることがわかります。

35歳から59歳まで年収が同じという人は少ないと思うので、「30代では少なめ、50代では多め」という計画でもいいでしょう。このシミュレーションの数値を目安にして、貯金を始めてみてはいかがでしょうか。

周りの貯金額を気にせず、マイペースで貯金することも大切

30代独身の人をメインに、貯金額の平均と中央値をご紹介しました。一括りに30代と言っても、職業や生活習慣、一人暮らしか実家暮らしかなど、環境によって貯金できる額は大きく変わります。周りがどれくらい貯金しているかも気になりますが、できる範囲で少しずつでも貯金をしていくことが大切です。

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文・松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

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