首・肩周辺をストレッチして呼吸を深めよう
ストレッチには、大きく2種類あります。
- 静的ストレッチ
- 動的ストレッチ
静的ストレッチとは、じわじわ時間をかけて伸ばしていくストレッチのこと。
一方、動的ストレッチとは、勢いをつけて行うストレッチです。
動的ストレッチは交感神経を活性化してしまうので、要注意。
イライラを抑えるのなら、副交感神経を優位にしたいので、静的ストレッチが適しています。
主に固まりがちな2つの筋肉にアプローチしていきましょう。
- 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
- 僧帽筋(そうぼうきん)
具体的なストレッチの方法について、整体・骨盤矯正(骨盤調整)で有名なカラダファクトリーの整体師、大貫隆博(おおぬきたかひろ)先生に伺いました。
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)にアプローチして、首の前側をストレッチ
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は、耳の真下あたりから鎖骨に向かって斜めに伸びている筋肉。
顔を左右に向けたり、前後に倒すときに使われる筋肉です。
胸鎖乳突筋は呼吸にも大きく関わる筋肉で、パソコン姿勢を続けると固まりやすくなり、首痛や肩こりの原因にもなります。
しっかりストレッチしてあげましょう。
僧帽筋(そうぼうきん)にアプローチして、肩周辺をストレッチ
僧帽筋(そうぼうきん)は、首の後ろから背中にかけて肩甲骨を覆っている大きな筋肉。
「僧侶がかぶる帽子」に似ていることから、この名前がつけられたという面白い筋肉です。
パソコン作業で腕を前にした状態が続くと、この僧帽筋が固まりやすくなります。
胸鎖乳突筋と同様、僧帽筋が緊張すると呼吸が浅くなる原因にもなるため、しっかりストレッチしてあげましょう。
呼吸は「吸うときは鼻から」「吐くときは口から」
呼吸の仕方を気を付けるだけで、ストレッチの効果は全くと言っていいほど変わってきます。
柔軟性を高めるためには、腹式呼吸で「ゆっくり」行うのが効果的。
腹式呼吸のポイントは、
- 吸うときは鼻から
- 吐くときは口から
です。
丹田(たんでん)と呼ばれるおへその下あたりに空気を貯めるイメージでお腹を膨らませませ、吐くときはお腹をへこませます。
イライラを押さえるためには、副交感神経を優位にする必要がありますので、呼吸は「吸う」よりも「吐く」方に、倍の時間をかけるイメージで行うといいでしょう。
動画でストレッチ
実際のストレッチのやり方については、動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自律神経、交感神経や副交感神経といった、聞きなれない言葉も出てきましたが、心と体の関係はともて奥深く、知れば知るほど面白いものです。
ストレッチを紹介してくれた人
大貫隆博(おおぬきたかひろ)
整体師/パーソナルトレーナー/ボディデザイナー 整体サロンやフィジカル/ヘルスケア系施設を国内外に320店舗以上運営する株式会社ファクトリージャパングループ技術責任者。
技術総責任者として、技術開発から指導などを行うだけでなく、日本最大のファッションショーではステージ前にトップモデルのプロポーションを美しく整える施術を行うなど幅広く活躍。
また、女性誌で日常ダイエットやストレッチ指導・監修を行うなど、女性の美しいボディラインづくりに造詣が深い。 顧客にモデルやタレントが多く、おすすめの施術家として多数の女性誌にも出演。
YMCメディカルトレーナーズスクールとは?
YMCではストレッチトレーナーコースをはじめ、整体師やヨガインストラクターを育成するコースがあります。
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