妊娠初期に寒いと感じたら対処法を!!
妊娠初期に、つわりや黄体ホルモンの関係で寒いと感じることはそれほど問題がありません。
しかし、寒いと感じる原因が貧血や血行不良であった場合には、やはり赤ちゃんの健康への影響を考えると、早めに対処法を取った方がいいでしょう。
特に妊婦さんにとっては寒気を感じなくても、身体を冷やすことはよくありません。特に寒気を感じていない人でも、しっかりと身体を温める対処法は普段から必要です。
ということで、ここからは特に寒気を感じやすい妊婦さんへ必要だと思われる対処法についてお伝えします。
全てとは言いませんが、自分がやりやすいものや、自分に必要なものをぜひ実践してみてくださいね。
【対処法①】食生活で冷え改善
妊娠初期の寒気の対処法には、食生活に気を付けることが大切になります。
妊娠中の妊婦さんにとっては、身体を冷やすことが大敵であることは言うまでもありません。
しかし、妊娠初期にはつわりによる吐き気やむかつきをスッキリさせるために、ついつい冷たいアイスや炭酸飲料を口にしてしまう人が多くいます。
どうしても食べ物を身体が受け付けなくて、最低限のカロリーや水分を補給するためにやむなくそういった食生活になってしまうこともありますが、アイスや炭酸飲料のような口当たりはいいけれども、身体を冷やしてしまうようなものばかりになってしまうと、寒気を誘発する原因になってしまいます。
口当たりがいいものばかりを食べるのではなくて、赤ちゃんにも母体にも必要な栄養がきちんと取れるような、野菜をたっぷりと煮込んだスープなども取るようにして、身体を温めましょう。
【対処法②】身体を冷やさない工夫
妊娠初期の寒気の対処法には、身体を冷やさないように気を付けることも大切です。
妊娠してから、手足の露出が多い服を着続ける人はいないと思いますが、寒気を感じるようなら、夏でも温かい格好をするようにして、手足を冷やさないようにすることが大切です。
また、冷房の効いた部屋に長時間いると、体の表面が冷えてしまい、血行が悪くなってしまいます。
真夏は冷房を使わざるを得ないとは思いますが、設定温度に気を付けて、手足を冷やし過ぎないようにすることが大切です。
また、毎日、しっかりとお風呂に入って、身体を芯から温めることも、冷え対策には有効です。
温度の高いお風呂に入ってしまうと、体力を消耗して疲れてしまうので、ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かるようにすると、時間を掛けて身体を芯まで温めることができます。
【対処法③】血行不良改善
妊娠の月数に関係なく、血行不良で寒気を感じやすい人の場合には、全身の血行を良くすることも対処法として大切になってきます。
全身の血行不良になってしまう一番の原因は運動不足です。身体を動かさないことで、筋肉が硬くなり、身体の血の巡りが悪くなってしまい、手足が冷えてしまうのです。
とはいっても、妊娠中に激しい運動をすることは流産の危険性も高くなるので、もちろんお勧めはできません。
しかし、流産に影響しない妊娠中の適度な運動として、ウォーキングや、家の中の掃除が挙げられます。
自分が歩きやすい適度な速さで歩くことや、家の中をきれいにするために掃除をして、身体を動かすことは、妊娠中でも流産には影響しない、大きな負荷を掛け過ぎずにできる運動としてお勧めです。
ウォーキングには体力を付ける効果もあります。
妊娠の最後に待っている人生で一番体力を使うイベント、出産分娩へ向けて体力をつけるためにも、血行不良を感じている人は今日から歩いてみましょう!!
【対処法④】貧血改善
貧血で寒気を感じやすい人の場合には、貧血を改善するための対処法が必要になります。貧血の多くは鉄分が不足することで起こるので、鉄分を積極的に摂るようにしましょう。
鉄分が多く含まれている食品には、ホウレン草やレバーの他、豚肉や鶏肉、大豆製品もあるので、そういったものを積極的に食べるようにしましょう。ただし、レバーは食べ過ぎに注意しましょう。
またドライフルーツでよく見かけるプルーンも鉄分が豊富なフルーツとして有名ですよね。プルーンを使った飲み物なども販売されているので、そういったものをとってもいいかもしれません。
鉄分は妊娠中には普段よりも多く摂取しなくてはいけない栄養素です。その上、いくらとっても摂りすぎることはないと言われています。
使いきれない鉄分は、足りなくなった時のために身体に蓄えておくこともできるので、摂りすぎを気にすることなく、積極的に摂るようにしましょう。
【対処法⑤】規則正しい生活
貧血や血行不良などの原因がないのに、寒気を感じやすい人は、生活習慣が乱れていないか、ということも考えてみましょう。
つわりなど妊娠初期特有の症状で寒気というのは起こるものですが、それ以外にも睡眠不足や、不規則な食生活といった、生活習慣の乱れによる自律神経の乱れも、血管の収縮を招いて寒気を誘発する原因となります。
また妊娠によって免疫力が低下しているところに不規則な生活をしたら、その影響で風邪を引きやすくなってしまいます。
妊娠したらお腹の赤ちゃんのためにも、睡眠や食事をしっかりと取って、ストレスを溜めない生活を心がけるようにしましょう。