通訳コーディネーターの重要性

通訳コーディネーターという仕事は表に出ることはなく、黒子の仕事だと言われています。どんなに会議が成功しても、「素晴らしいコーディネーターでしたね」と褒められることはほとんどありません。コーディネーターにとっては「素晴らしい通訳でしたね」という言葉が最高の誉め言葉です。

通訳コーディネーターがお客様のご要望をきちんとヒアリングし、求められるスキルを備えた最適な通訳者をアサインすることができれば、クレームがくることはありません。コーディネーターはお客様との会話の中で想像し、また必要な情報を引き出すようにします。また通訳者が求めていることを事前に察知して、お客様から聞き出すようにします。ばらばらに入手した情報は通訳者の負担を軽減するために、コーディネーター側で分かりやすくまとめて送ります。 事前情報や資料は通訳パフォーマンスを向上させるための一番重要なことだからです。どんなにスキルが高い通訳者であっても、事前に何の情報もなければ高いパフォーマンスを発揮することはできません。通訳者は必ず入念に事前準備をして仕事に臨みますので、資料は不可欠なのです。 フリーランスで働いている通訳者は仕事の手を抜くということは絶対にありません。万が一現場で一度でも失敗してしまうと、次に声がかかることはありません。通訳者は保証がないフリーランスなので、一つ一つ全力で仕事に取り組みます。いい加減なコーディネーションで依頼をしていると、通訳者はそのコーディネーターの仕事を受けなくなってしまいます。フリーランスなので仕事を受けるか、受けないか決めるのも通訳者なのです。クレームが出る場合は、コーディネーターのヒアリング不足や、説明不足の場合が99パーセントです。通訳コーディネーターという仕事は、黒子ではありますが成功の鍵を握っている重要な仕事なのです。

通訳者へのフィードバック

お客様からのフィードバックは、ポジティブもネガティブフィードバックも必ず通訳者へ伝えます。会議がスムーズに進行し、素晴らし通訳者のおかげで理解できたと言われた時、コーディネーターとしての仕事は成功です。残念ながらネガティブフィードバックをいただいた時も、率直に通訳者に伝えます。原因は通訳者にあるとは限らないので、自分自身のコーディネーションも見直し、通訳者と一緒に考えて次からそのようなことがないように改善します。通訳者がネガティブフィードバックを踏まえて改善していこうという姿勢を見た時にも、コーディネーターとしてのやりがいを感じます。

お客さまとコーディネーターの信頼関係

テンナインでは92パーセント以上のお客様からリピートでご依頼をいただきます。中には毎日大量の会議の通訳ご依頼をいただくお客様もいます。お客様と信頼関係を築くことができ、チームの一員として通訳アサインを進めていくことができた時に、この仕事の醍醐味を感じます。最初に通訳形式や、通訳を使った会議を成功させるための注意点などを詳しく説明させていただきますが、お客様が徐々にご理解いただき徐々に通訳者にとって快適な環境を提供することができるようになります。その結果通訳者のパフィーマンスを上げることができ、お客様のビジネス成功につながります。根底に信頼関係があるからこそできることです。

クイックレスポンス

通訳コーディネーターは自分が通訳をする訳ではありませんので、いくつもの現場を同時進行で掛け持ちしながら調整していきます。例えば一つの現場の通訳者をアサインしている途中に、別の企業から見積依頼や新しい会議の問い合わせが入ったりします。テンナインではお客様をお待たせしない、クイックレスポンスが重要だと考えています。時間勝負の仕事なのです。通訳コーディネーターはコミュニケーション力が必要だとお伝えしましたが、それ以外に必要なのは分散された集中力です。1つの仕事だけに集中して時間を割いてしまうと、もう一つの仕事を落としてしまいます。クライアントには大手外資系企業が多く、ビジネスを止めないスピード感が求められます。時には当日や数時間後のご依頼をいただくこともありますが、チーム一丸となってできる限り通訳者をアサインいたします。急なご依頼や難しいご依頼、今まで経験のない変わった依頼など、普通に考えたらお引き受けが難しい案件も工夫してなるべく調整いたします。最先端の会議や重要な会議に通訳者をアサインし、世の中を変える可能性がある会議にも関わることができるのが、この仕事です。

通訳コーディネーターのやりがい

コーディネーターがお客様と通訳者の間の懸け橋となって、更に良いパフォーマンスを発揮してもらえる環境を試行錯誤しながら作れた時、また双方からよい会議になったとフィードバックをもらえた時はやりがいを感じます。新規でご依頼いただいたお客様からその後リピート依頼や、定例会議のご依頼をいただいた時は、コーディネーターとしての自信にも繋がります。現場で臨場感溢れる通訳者の声を生で聞き、案件の最後に通訳者の名前が呼ばれ、会議終了後主催者が通訳ブースにお礼のあいさつに来ていただいた時は、胸が熱くなり何とも言えない感動を覚えます。

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