いつ起こるか予測できない、地震などの自然災害。
パート中に職場で被災した場合、何を、どうしたよいのでしょうか?
また、いつどこで起こるかわからない地震に対して、主婦として対策しておくべき項目は何か、考えておくことが肝要です。
主婦が職場で被災した時どうしたらいい?
主婦が仕事中に職場で大地震などで被災した場合、真っ先に心配することは家族の安否と自宅の状態ではないでしょうか。
そして、「帰宅できるかどうか」、「帰宅の方法はどうするか」が気になると思います。
•一番にすべきことは、自分自身の安全の確保
大きな地震など、災害に遭遇した場合は、まず一番にするべきことは、自分自身の安全の確保。
すぐに動いてしまうと、バランスを崩したキャビネットが倒れてきたり、ガラスが降ってきたりすることも。
家族のことも心配ですが、自分が安全に家族のもとにたどり着くことが何より重要です。
まずは、自分の安全を確保が最優先しましょう。
•家族の安否確認は、公衆電話・SNSを活用
地震であれば揺れが収まったタイミングで家族の安否確認をしましょう。
とはいえ、大震災時などは、携帯電話が不通になることが多いもの。
運良く繋がっても、話の途中で切れてしまうことも十分に想定されます。
もし、電話で連絡を取りたい場合は、公衆電話を活用すると良いでしょう。
日ごろから万が一に備えてテレホンカードを1枚持っていると安心です。
近くに公衆電話が見つからない場合は、SNSを活用するのも手です。
電話回線は不通でも、インターネットはつながるケースは多いので、いざという時、SNSを使った連絡のやり取りについて家族で話し合っておくと良いでしょう。
また、電話やSNS、時間帯によってはライト代わりに使用するので、携帯電話のバッテリーを多く使います。
予備のバッテリーを持ち歩くようにしましょう。
•安否確認まで待機をしましょう
今すぐ自宅に戻りたい、家族の無事を確認したい、という気持ちはとてもよくわかりますが、職場の安否確認作業に混乱と支障をきたす危険性があるので、勝手な行動は厳禁。
まずは落ち着いて職場の指示に従い、帰宅指示が出るまで待機しましょう。
みだりに外に出るよりも、建物内のほうが安全なこともあります。
また、帰宅の際は、公共機関が麻痺状態という場合が考えられます。
徒歩で帰る場合も想定して、日ごろから道順は確認しておきましょう。
これらの起こり得る事態に対してイメージトレーニングしておくことも、大切な地震対策なのです。
今から備えておくべき、家族との地震対策
家族と確実に行っておくべき地震対策は、連絡手段と集合場所の相互確認をしておくことです。
大地震などの災害が起こった場合に職場や外出先からどこに向かうのか、どこで待ち合わせるのかは必ず家族の間で話し合っておきましょう。
一般的には自宅付近の広域避難場所(学校や公共施設であることが多い)がもっともわかりやすく、いざというときの避難場所として確実です。
家族間で連絡がとれない状況になるほどの大きな災害に見舞われたときを想定し、避難場所で待ち合わせること、そして避難場所で設置される伝言板にメッセージを残すこと、この2つは最低でも話し合ってルール作りをしておきましょう。
子どもが小さい場合は、学校や幼稚園、保育園や学童といった施設で決めている震災時の対応マニュアルがあるはずですので、確認しておくと安心です。
いざという時、子どもがどこに誰といるかがはっきりしていると、落ち着いて行動することができますし、確実に引き取りに向かうことができます。
近年は頻繁に引き取り訓練も実施されている場合が多いですが、もしも不明点があれば早めに解消しておきましょう。
今日からできる!職場に備えておくべき地震対策グッズ
そのためにいざというときに備えて、職場に置いておくとよい地震対策グッズをご紹介します。
•1.スニーカーなどの歩きやすい靴
東日本大震災のときには、関東地方では完全に交通機関がストップしてしまい、たくさんの人が徒歩で自宅を目指しました。
いざというときに助けとなるので、職場に置いておくと良いでしょう。
•2.モバイルバッテリー
いつでも通信ができる万全の状態を維持できるよう、非常時用にモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。
最近では、ソーラー機能付きのモバイルバッテリーや、手回しで自家発電できるものも販売されています。
•3.懐中電灯
暗い夜道を歩いて帰らなくてはならない状況や、停電が続くような状況でとても重宝します。
携帯電話やスマートフォンにもついている機能ですが、震災時にはバッテリー切れを回避するために、できれば別に用意しておく方がよいです。
また、モバイルバッテリーにライト機能がついていることも。どちらも持ち歩くのは重そう…という場合も、スマートに持ち歩くことができますよ。
その他、ウェットティッシュや絆創膏などの衛生用品、空腹時につまむ非常食などの備えをしておくと、いざというときに助けとなります。
大地震などの災害に万が一見舞われたときのために、常に準備しておくことが大切です。
いざその状況に陥った時に、備えがあれば多少なりとも冷静に行動ができるはずです。
今から仕事を探すなら、意識しておきたい通勤距離
震災時、交通の混雑で徒歩の帰宅が発生することもあると先述しました。
電車はもちろん、車通勤でも渋滞で車が動かなくなるかもしれませんし、バスも同様でしょう。
震災などが起きたとき、いち早く家族の元に駆け付けたい、という人の中には、仕事を選ぶときに「家から近いこと」を重要視している人も多くいます。 近所で働くことのメリット・デメリットは下記が挙げられます。
•近所で働くメリット1・通勤時間が減る
勤務できる時間が限られているパート主婦にとって、通勤時間ほどもったいない時間はありません。
仮に片道1時間の通勤が必要なパート先を選ぶと、毎日2時間、家事をしたり子供と過ごす時間が減ってしまいます。
1日2時間…でも、1週間で10時間、1か月で40時間。これだけあれば余裕をもって過ごせそうです。
•近所で働くメリット2・急な家庭の用事を済ませやすい
近隣で務めている場合、急な家庭の都合や、学校のお呼び出しがあっても、仕事を中抜けしたり少し早く帰宅すれば、対応することも可能です。
•近所で働くデメリット・知り合いに遭遇する率が高い
近所だと知り合いに遭遇する確率が上がります。接客・販売業などはお仕事中にばったり会って、ご近所さん・ママ友に職場がわかってしまう…ということも。
知り合いに遭遇したくないけれど近所で働きたい、という場合、あえて1~2駅下りの駅近くで探す、という声もよく聞きます。
手前みそですが、しゅふJOBでは主婦向けのお仕事を多数扱っています。
最寄り駅検索、市区町村検索ができるので、よろしければご活用ください。
また、在宅ワークを選択する人も。
在宅ワークは単価が安くなりがちですが、やはり慣れた環境で仕事ができるのはメリットでしょう。
まとめ
いざという時に備え、自宅の備えは万全という人も少なくないのではないでしょうか?
しかし、在宅中に震災に遭うとは限りません。
仕事中など、外出中に震災に遭遇したケースも想定して、家族で話し合うことはもちろん、荷物が多くならない程度に、非常時に役立つグッズをバックに忍ばせておくと良いと思います。
話し合うタイミングはいつでも早いほうがいいですが、毎年9月1日の防災の日に、グッズのメンテナンスや、改めて家族で避難先を確認しておく、ということもおすすめです。
いざとなったときは自分たち以上に、子どもは慌てるもの。
毎年確認しておけば、急な時でも子どもたちが思い出すきっかけにつながるはずです。
また、いざパート先で被災したときでも、早く家族の元にかけつけられるよう、今から仕事を探す方は通勤距離もお仕事探しの条件に加えることをおすすめします。
提供・しゅふJOBナビ
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