親せきや友だちの結婚のニュースはとても喜ばしい!でも、結婚祝い選びはちょっと苦手という人も中にはいるのではないでしょうか。
そこで、喜ばれる結婚祝いや相場についてご紹介します。「どんなものをプレゼントすれば喜んでもらえる?」「金額はどのくらいがいいの?」などお悩みの方はぜひご覧ください。
結婚祝いを贈る時期って決まっているの?
結婚祝いを贈るのに正式な時期があることをご存知ですか。「挙式の10日から1週間前に直接持参する」というのが正式なマナーです。日時についても「吉日の午前中」という決まりがあります。
ただ、最近は購入した店から直接配送してもらうことも一般的になっているため、このマナーはあまり気にされなくなりました。
確実に会えるからと披露宴当日にプレゼントを持参する人もいるようですが、マナーの観点から好ましくありません。顔を見て渡したいと考えるならば、別に機会を作って渡すようにしましょう。
何が好まれる?どう選ぶ?新婚さんへのプレゼント
安定した人気の「食器」「鍋」「調理器具」
さて、結婚するカップルへのプレゼントですが、どのようなものが喜ばれているのでしょうか。まず、挙げられるのが、家で普段使いできる「食器」です。特に、今まで実家暮らしだったカップルに贈られることが多い傾向です。
また、よく選ばれるのが「鍋」「調理器具」です。煮込み料理専用の高価な鍋やホームベーカリーなど「自分ではなかなか買う機会がないもの」が選ばれる傾向にあります。「夫婦ともにコーヒーが好き」「パンを焼く趣味がある」など、「新婚カップルの2人が何を好きなのか」についてリサーチしておくと選びやすいでしょう。
欲しいものが分からないときは「ギフトカード」
新婚カップルの欲しいものや好きなものが分かれば問題ありません。しかし、どうしても分からないときや、新婚夫婦が以前から同居、もしくはひとり暮らしで食器も何でも十分に足りているという場合があります。そんなときは「ギフトカード」を贈るのもおすすめです。
注意点は「贈る相手が問題なく使えるギフトカードかどうか」。「あるお店のギフトカードを贈ったけれども、贈られた側が住んでいる地域には店舗がなくて利用できない」という笑えない事態だけは避けたいものです。
意外とうれしい「現金」
2009年にゼクシィが行った「もらってうれしかった結婚祝いベスト5」よると、食器、調理器具、鍋につづいて「現金」が4位にランクインしています。
今欲しいものがなくても、将来のために取っておくことも可能なのが現金のいいところ。リクエストがなく、ちょうどいいギフトカードがないときは検討してみてもよさそうです。
金額はどのくらい?結婚祝いの相場について
立場によってお祝いの金額が変わる?
結婚披露宴出席の際、贈るご祝儀と同様に、結婚するカップルと自分との関係によってプレゼントの金額も変わるといわれています。
例えば、親せきの場合、1万円以上が相場です。同僚や友人の場合は5,000~1万円程度、知り合いに贈る場合は5,000円以下が相場となっています。ただ、一般的には5,000~1万円のプレゼントが主流です。プレゼントの金額を友人に対するご祝儀の相場である3万円の3分の1程度と考えている人が多いことからこの金額が出ているのでしょう。
お金を出し合って贈る場合はどうすればいい?
数人でお金を出し合ってプレゼントを贈ることもよくあります。そのときの金額も同僚・友人対象で5,000~1万円くらいにすることが多い傾向です。ただし、贈る対象が目上の人の場合は1万円以上を目安にすると良いでしょう。
これはNG!贈ってはいけないプレゼントとは
「割れる数字」のもの
結婚祝いでは「割れる数字」のものは縁起が悪いため、贈らないよう気を付けましょう。例えば、ペアのパジャマやマグカップなどは要注意です。もし、贈りたい場合は何か1つ小物を付けて「割れない」奇数にしてみるのはいかがでしょうか。
「切る」「壊れる」もの
こちらもよくいわれることですが、結婚祝いではハサミや包丁・ナイフなどの「切る」ものを贈らないとなっています。「縁を切る」という言葉が連想されるからです。そして、ガラス製品などの「壊れる」プレゼントも避けた方がいいでしょう。こちらも「縁が壊れる」から縁起が悪いといわれています。
NGプレゼントでも相手の要望であればOK
ただし、「割れる」プレゼントも「切る」「壊れる」プレゼントも実用的なものが多いため、リクエストされることもあるでしょう。お祝いを贈る相手の人から要望があっての場合は話が別です。その際は気にせずにプレゼントしても構いません。
相手が喜ぶ顔を想像しながら贈り物を選ぶのはとても楽しいことです。相手の方が笑顔になれる、素敵なお祝いが見つかるといいですね。
文・たじりひろこ(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)
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