フリーランスになって感じた悩みは?

7失うものがない強さを知った #フリーランスに生きる 【料理家/中井かな】
(画像=『Cinq』より引用)

フリーランスは自由度が高いからこそ、全てが自分次第です。
「忙しくしよう」と思えばたくさん仕事を受けたり、料理教室を開催する頻度をあげればいい。そのぶんサボったら大変ですが、私の場合は好きなことだから続けられています。

最初は料理教室を開くのも不安が大きかったですが、友達が友達を連れて来てくれたり……今の時代はSNSやブログなど、人に伝える手段があるのでそれが大きかったです。企業とのコラボやデモンストレーションがあった場合には、喋りながら手を動かして、次の工程も考えながら見せ方も気にする……というような難しさも感じました。

今、たくさんの料理家さんが生まれている中で大切にしたいなと思っていることは、「他の人とどうやって違いを作るか」ということです。言葉にするのは難しいんですが、レシピの写真ひとつをとっても、カフェ風だったり、古民家風だったり、まるでホテルのような料理だったり……とシーンを伝えるための雰囲気作りをみなさん大切にしています。
私の場合は、レシピにしても料理教室にしても、実際にやってもらわないと意味がないと思っているので“無理のない範囲でできること”を意識しています。
家庭にある道具でも、料理を美味しそうに見せられるための工夫だったり、食器やカトラリー、ナプキンの色使いなど……自分らしさを目で伝えられるように意識しています。

悩みとしては、オンとオフの使い分けが難しいことです。フリーランスの場合は、その切り替えがうまくできないと、スケジュールの管理が難しく、新しいレシピも考えようと思っても、煮詰まって出てこなかったりします。最近では、あえて外に出て友達と予定を入れて、気分を変えてから家で簡単な料理を作るようにしています。意外と気分を変えて、簡単な夕飯を作っているときに新しいレシピ案が浮かんできたりするんです。最近ではこうやって気分転換法をある程度覚えられてきましたけど……私は切り替えが得意なタイプではないので最初は大変でした。
それこそ四六時中仕事のことばっかり考えていて、全く心が休まらない時もありました。

気持ちの余裕ができたことで、ようやく家族ともっと向き合える

8失うものがない強さを知った #フリーランスに生きる 【料理家/中井かな】
(画像=『Cinq』より引用)

今はとにかくシンプルに、やってて楽しい。
基本的には1人で考えて、1人でやるってことも多いんですが、イベントを通じて人と出会うこともあるので、退屈に感じることはありません。
自分と同じように、食を仕事にしている人たちと仕事を通して出会うこともあるので、情報交換もできるのが刺激になります。ある意味ライバルではありますが、自分と同じように頑張っている人たちがいるんだと思えることは心強いです。

一時期は「実績を作らなくちゃ」、とか「もっと頑張らないと」っていう気持ちもあったんですが、ペースを掴めてきた今は、自分で仕事と時間を選ぶことができるので、もっと家族との時間を大切にしようと思えるようになりました。
会社に勤めていたころよりは家庭にいる時間が増えた。その時間をやりたかった仕事に使い始めたら、自分にとっての“ちょうど良い”時間や仕事量のバランスが難しくなった。けれど、今はある程度自分のペースで物事が進められるようになったので、次は子どもを持つタイミングも考えられる。こうやってひとつひとつ前向きになれることが増えてきたのは、フリーランスという働き方を選んだからだと思います。

提供・Cinq(サンク)ーよくばり女子のはたらき方

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