(本記事は、三浦拳/三浦月氏の著書『「自分ブランド」のつくり方』つた書房、2018年4月26日刊の中から一部を抜粋・編集しています)
 
【 『「自分ブランド」のつくり方』シリーズ】
(1)いいね!がなくても大丈夫 SNSで夢が叶う理由
(2)アマチュアから抜け出すために最初に目指すものとは?「自分ブランド」の作り方
(3)自分ブランドを作るためにもっとも大切なことは?
 
※以下、書籍より抜粋

嘘がバレる時代

今の人は鋭くなった!?

現在は昔に比べ、嘘がバレる時代と言われています。

実は少しスピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、昔に比べ今の時代は直感力が優れてきているのです。

よく言う、カンが鋭いという状態のことです。何となくそう思った、なんとなくカンが働いたと言う話は増えています。とにかく、何でもバレやすい時代という事です。

もちろんSNSの影響もあり、これまでは表に出てこなかった、個人の感じたことや、見たり聞いたりしたことが、発信されやすくなっているからとも言えます。

また、昔は表で笑って裏で泣いてだとか、裏表のある生活を送っている人ばかりだったように思います。

今、教育の現場では学級崩壊という言葉が流行るほど、子供達が先生の本音と建前に気づいてしまい、信頼関係を失う事態も起きているようです。人間が高等な意識を持ち、道徳的に理性を持って生きれば生きるほど、抑えられた本能は、悲鳴を上げ表面化しているのかもしれません。

それが今の嘘がバレる時代を形成していると考えることができます。

昔に比べて今の若い人が我慢を知らないだとか、人と同じことを嫌い、個性を大切にしたい理由も、新脳(考える脳、理性的な脳)の働きが悪くなっている事と、旧脳(感じる脳、本能的な脳)が、活発になりつつあるからと言えます。

直感力やカンと言われる部分の発達で、隠れている物事の真理や内側に気づく世の中になってきたということかもしれません。

嘘は疑問を生み出す

ブランディングや集客をするにはSNSでとりあえず発信しておけばいいだろう、と思っている方も多いですが、これでは効果はありません。

また、お客様はいないのに繁盛しているような投稿をしたり、あたかも有名人と友達であるかのような写真を投稿したりすることを、ブランディングとはいいません。

さらに、「みんながやっているから、流行っているから、カッコイイから、儲かりそうだから」という理由で、好きでもない仕事を選んでもうまくいきません。

幸せになりたい、成功したいと起業したもののうまくいかない一番の理由は、自分の人生を自分で決めていないからです。

子供のため、夫を支えるため、親を安心させるため、それは一見、優しく愛のある選択のように見えます。

しかし、自分自身に正直なのか?後悔はないのか? 本当にそれで幸せなのか? となると疑問がたくさん出てきます。だから、うまくいかなくなると誰かのせいにしてしまうのです。

自分の人生は、自分に嘘をつかず選択していきましょう。

まずは、インナーブランディングであるコンセプトづくりから始めます。

そして、そのコンセプトに従ってSNSの発信をしてくことで独自化が成され、ファンづくりができます。

この独自化は、差別化と何が違うかわかりますか?

差別化とは、競合するライバルとの違いを際立たせることです。

一方の独自化は、独自のやり方、ブランドになっていくことなので、唯一無二の存在になるということです。独自化されたブランドには比較対象がいないので、お客様は選び続けてくれます。

あなたには、こんなふうになりたいと憧れている人がいますか?

その人の外見や発信ばかりを真似するのではなく、どういうコンセプトを持っているのかに着目しましょう。きっと、参考になるはずです。

そして、コンセプトづくりでとても大事なのは「嘘をつかないこと」です。

他人に対しても、自分自身に対しても嘘をついてはいけません。

インナーブランディングとは、自分自身を味方につけることなのです。

自分らしさを知る

まずは自分を好きになろう

本当は、私たちは自分に期待しています。

意外と自分に自信があるのです。だからできないと落ち込んで「どうせ無理、やっぱり私なんて」と自分を責めます。

できている人と自身を比べて、自分が嫌いになってしまう人も多いのではないでしょうか?

そもそも相思相愛のお客様に選ばれるためにブランディングをするのに、肝心の自分が自分を好きでなければ、誰も好きになってくれません。

例えば、プレゼントをもらうときに、「私は気に入ってないし、あんまりいいものじゃないけどどうぞ!」と渡されても嬉しくないですよね。

「これ、私がとっても大好きで気に入っているもので、○○さんにも絶対いいと思って買ったんです!」と言って渡されたほうが嬉しいですよね。

これと同じように、自分自身を丸ごと好きになり、お気に入りの自分をオススメできなければ、相手に喜んでもらえないのです。できない自分、頑張れない自分、情けない自分も丸ごと受け入れて愛するということです。

まずは自分自身を味方につけることが何より大事です。自分が味方になるということは、お一人様起業家にとっては社員の信頼を勝ち得た凄腕経営者になるのと同じなのです。

自分を味方につける上で必要なのは、自分らしさを最大限知ることです。人は、自分のことはなんでも知っているようでいて、案外知らないものです。

特にストレス社会といわれる現代では、自分自身と向き合う心の余裕もなくなり、自分らしさってなんだろう? 

自分が何をしたいのかがわからない、と頭を抱える方が多いです。実は、私たちは自らの中にまだ知らない自分を隠し持っています。

そのほとんどが、本質的な自分なのです。

(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

三浦 拳
ホロニックアカデミー代表。ブランディングプロデューサー。山形県山形市出身。高校を卒業後アメリカシアトルへ単身渡米。英語を学んだ後、現場での新規事業立ち上げに携わる。帰国後、家業である整体とダイエットサロン、元気とキレイの発信基地ホロニックにはいり、経営戦略責任者としてマーケティング、ブランディングを担当。三浦月の次男。

三浦 月
ホロニックアカデミー講師。インナーブランディングの専門家。ブランディングプロデューサー。セラピストになりたい人、サロンオーナーや経営者に向けたセラピーや講座を行う。また、自身もダイエットセラピストとして、自宅内サロンから地域ナンバーワンの戸建てサロンへ成長させた経験を持つ。三浦拳の母。

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