2つ目は、ダイニング&バー営業(夜間)。17:00以降はダイニングバーとして営業し、おしゃれな雰囲気の中で、美味しい料理やお酒を提供。仕事帰りの人々や観光客が、気軽に集まれる場を創出する。
3つ目は、地域の特産品を活かしたメニュー開発。山形の特産食材を取り入れたオリジナルメニューを展開し、県内外の人々に新たな食の魅力を発信する。
4つ目は、ネット販売の活用。店舗で提供するオリジナル商品をECサイトで販売し、山形の魅力を全国へ届ける。
事業が目指すもの
同事業の目的は、公共空間の魅力向上と利活用促進。公園空間に民間のアイデアと資源を取り入れることで、従来の「通り抜ける場所」から「滞在したくなる場所」へと転換を図る。また、訪れる人が自然と集い、快適に過ごせる空間設計を通じて、公園の利用価値を高める。
具体的には、地域特産品の発信と地場産業支援を目指し、山形ならではの農産物や加工品を活かした商品開発や提供を通じて、地元生産者との連携を強化。観光客や来訪者に向けて地域の魅力を伝え、産地としての認知拡大や販路開拓にも貢献する。
また、多世代・多目的な交流の場を創出するために、カフェやダイニングなどの飲食スペースを軸に、世代や立場を超えた交流が自然に生まれる場を提供。日中は子育て世代や高齢者、夕方以降はビジネスパーソンや観光客が集うなど、時間帯に応じた多様な利用を促進する。
さらに、観光・ビジネスの両面に対応する都市機能の強化を目的として、山形駅前という高い利便性を活かし、観光・仕事・生活の動線が交差する場として都市の機能性を高め、公園と民間施設が連携することで、滞在時間の延長や地域内経済の循環を促し、中心市街地の活性化につなげるという。
施設の概要
今回公園内にカフェ&ダイニングバーとして建設された施設は、1階建てのシンプルで洗練されたデザインの建物。
屋上をテラスとしても利用する予定だという。