卒業する唐津南高校「虹の松原プロジェクトチーム」の3年生7人

地域をフィールドにした環境保全活動と、ESD(Education for Sustainable Development)に長年取り組んできた、佐賀県唐津市にある唐津南高校「虹の松原プロジェクトチーム」が、2024年度に全国大会および九州・佐賀県内の各種大会で快挙を達成。

さらに、卒業生が国際舞台である「日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM25)ユースフォーラム」に日本代表として参加するなど、地域と世界をつなぐ環境教育の成果が注目を集めている。

全国および九州・佐賀県内の大会での目覚ましい成果

全国・国際舞台で輝く、唐津南高校「虹の松原プロジェクトチーム」の最新の活動と、今後の展望を紹介しよう。

2024年度、全国および九州・佐賀県内の大会で目覚ましい成果を挙げた「虹の松原プロジェクトチーム」。


「九州学校農業クラブ連盟発表大会」2冠達成や、


、“農業高校の甲子園”とも称される「日本学校農業クラブ全国大会」優秀賞、


「全国高校生環境スピーチコンテスト」優秀賞(国土保全・環境創造部門)、


環境省 グッドライフアワード「環境ひとづくり賞」受賞、「佐賀県学校農業クラブ連盟大会」3冠達成と、唐津から全国へ向けた環境保全の取り組みが高く評価された。

卒業生が韓国のユースフォーラムに参加


2024年9月27日(金)~30日(月)には、大韓民国・済州島で開催された第25回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM25)のユースフォーラムに、「虹の松原プロジェクトチーム」の卒業生が日本代表の一員として参加。


今年度のテーマは「プラスチック資源循環経済の実現~変革に向けた若者のアクション~」で、唐津の海洋プラスチック問題を発信し、プラスチック廃棄物削減の取り組みや国境を越えた協力の重要性が議論された。

21年間続き、地域に根ざした環境保全活動が多くの人々に認められ、国際協力の場でも議論が交わされるようになった「虹の松原プロジェクト」。卒業後もチームの一員として活動を続けるメンバーが増えており、次代を担う若者が環境保全やESD推進の中心的役割を果たしているという。

環境を考えるイベントを実施