東京都多摩市の中心に位置する多摩中央公園が、4月5日(土)11:00にグランドオープンする。
多摩中央公園リニューアルの目的
多摩中央公園は、開園から30年以上の歴史を刻む中で、老朽化や周辺環境の変化といった課題に直面していた。そこで、公園施設のパルテノン多摩のリニューアルや中央図書館の新設と合わせて、多摩センター地区の活性化に資する公園を目指し、2023年6月より改修整備が進められてきた。
今回の工事の目的は、公園を単なる憩いの場ではなく、多様な人々が集い、新たな価値を生み出す場へと進化させること。長年多摩ニュータウンの歴史を紡いできた地域住民や、新たな生活を始めた子育て世代や若者など、全ての市民にとっての魅力的な公園として生まれ変わる。
7つのプレイスと2つのコア施設
多摩中央公園は、パルテノン多摩や中央図書館だけでなく、広大な芝生広場や池を有している。
また、旧富澤家住宅や
グリーンライブセンターなどの歴史・文化資源を備えている。
今回の改修では、こうした各施設の魅力を活かし、大きく育った外周園路周りの緑を公園を包む緑の軸と位置づけ、その魅力を際立たせ、7つのプレイスと2つのコア施設を設け、新たな価値を生み出す場へと進化させる改修整備を実施。
多世代に渡って愛される公園に進化
今回の改修整備により、外周園路の凹凸を解消。お年寄りやベビーカー、車いすの人も通行しやすくなっている。また、公園内の全ての場所でバリアフリー動線を強化し、利用しやすい環境が整えられた。
新しく整備された「遊びの森エリア」は、多様な使い方ができる「自由広場ゾーン」と、
乳幼児用遊具や大型の複合遊具を設置した「遊具広場ゾーン」に分かれている。
乳幼児用遊具の脇には「子育て縁側」を設置。保護者が休憩しながら子どもたちを見守れるのはもちろん、保護者同士のコミュニケーションの場にもなり、地域一体で子育てを行うための集いの場となるだろう。