「第1部の公開が日本では3カ月半も遅れていたこともありますし、日本でも『早く後編を見せて!』と待ちきれない様子の声も多いので、日本でもアメリカと同日か、または近い公開日を期待しています」(同)

福本莉子&SixTONES・ジェシー主演『お嬢と番犬くん』、原作ファンからも高評価

 そんな『ウィキッド』に続いて3位に初登場したのは、福本莉子とジェシー(SixTONES)がダブル主演を務める『お嬢と番犬くん』(3月14日公開)。漫画家・はつはる氏の同題作品の実写版で、ヤクザの組長の孫とその世話係で過保護な若頭の恋愛模様を描き、2023年9月期にテレビアニメ化(TOKYO MXほか)もされた人気作。福本がヒロインとなるヤクザの孫・瀬名垣一咲を、ジェシーが若頭の宇藤啓弥役を演じており、主題歌「バリア」はSixTONESが担当している。

 全国305スクリーンで上映を開始し、初日から3日間で動員13万3,000人、興収1億8,200万円をあげて3位スタートを切った『お嬢と番犬くん』。SNS上ではジェシーやSixTONESファンを中心に、「啓弥かっこよすぎ」「ジェシーをキャスティングしてくれた人に感謝」との声が寄せられ、原作やアニメファンからも「主演のお二人とも、少女漫画からそのまま出てきたみたいで最高だった」「実写版で成功した作品に入るのでは」といった評価が散見される。

初登場6位『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』と『ウィキッド ふたりの魔女』の共通点とは?

 同じく3月14日に上映スタートしたアニメ映画『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』は、6位発進。テレビアニメ『モノノ怪』(フジテレビ系)の劇場版3部作の第2作で、謀略渦巻く大奥を舞台に、葛藤する女たちの情念から生まれたモノノ怪・火鼠に立ち向かう薬売りの姿を描く。

 メインキャラクター・薬売りの声優はもともと櫻井孝宏が担当していたが、不祥事により降板し、昨年7月公開の第1作目『劇場版モノノ怪 唐傘』からは神谷浩史が起用された。前出のヒナタカ氏は、そんな前作と今作の成績について以下のように語る。