こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。

 近年よく耳にする「ギフテッド」という言葉。ギフテッドとは一般的に、同世代と比べて知的能力が高かったり、特定分野に際立った才能を持っていたり、ギフテッドによく見られる特性を持つ子どものこと。

Naoyaさん・Maiさん夫妻
Naoyaさん・Maiさん夫妻(以下、写真は本人提供)
 ギフテッド特性を持つ人は、常識とは異なるルールや価値観を持っていることも多いといいます。今回お話を伺った当事者であるMaiさん(29歳)とNaoyaさん(28歳)夫婦は、2018年に結婚をしました。

 現在Maiさんは、ギフテッド特性のある子のためのフリースクール・個別指導塾「Lagoon」を運営し、Naoyaさんは南アフリカのケープタウン大学で博士課程中という、遠距離夫婦です。馴れ初めや夫婦の間の決まりごとを聞くと、2人ならではの面白いルールも?

 4本目となる本記事では、そんなちょっぴり個性的な夫婦関係を伺いました。

◆2人の出会いと若くして結婚を決めた理由

Naoyaさん・Maiさん夫妻
 MaiさんとNaoyaさんは2018年に結婚をしましたが、当時Maiさんは23歳、Naoyaさんは22歳と、若くしての結婚でした。

 早期に結婚を決めた理由は、2人の決断力や論理的な思考が関係しているようです。

Maiさん「Naoyaと出会ったキッカケは、大学3年次にある企業のサマーインターンシップで、同じグループになったことでした。その時はLINEを交換しただけでしたが、お互いに就職が決まり、半年くらいしてからNaoyaから『移動中で暇だから』って理由でLINEをもらい、そこから親しくなって、ご飯に行くような関係になりました」

Naoyaさん「結婚にいたった理由ですが、僕の場合は、正直言ってそんな大きな決断とは思ってないんです。僕たちはお互いすでに経済的に自立もしていた時期でした。僕は結婚にメリットを感じていなかったけど、大きなデメリットも感じていませんでした。結婚の話が出たのは21歳頃だったので、数年後に離婚しても、やり直しが効く年齢だったのも大きいですね」