Maiさん「私は正直、一緒に住んで居たときはNaoyaが家事の7割くらいをやってくれていたので、今離れて暮らすことでその点は困っています。もちろん気持ち的な寂しさはありますが、毎日のようにZoomで話すことでコミュニケーション量は特に減ってはいないので、そこまで問題はないかなと思っています。
喧嘩に関しては、私たちはしたことがないんです。普段からこだわるポイントが違いすぎるので、意見の食い違いが起きません。ただ、私が勝手に何かに怒っているときがあるので、そんなときはNaoyaに聞き役になってもらいます。もちろん、そのままぶつけると解決策が出てくるので、『今は相槌と共感が欲しい』って前もって伝えてから聞いてもらっています。
Naoyaさん「意見が食い違って喧嘩になるときって、お互いの軸が違うときだと思うんです。僕らにはそういう軸のズレがないし、揃えるように意識しているので、喧嘩は起きにくいんだと思います。例えば自動車を買うってなったら、金額など経済的合理性という軸や、見栄とかの軸もあります。この軸がお互いズレた状態で主張をすると、喧嘩は起きやすくなります。だから意見の食い違いが起きた際は、まず軸を揃えることを意識するので、喧嘩には発展しないんです」
Maiさん「あと喧嘩に発展しないために、我が家には『安全保障理事会制度(以下、安保理事会)』があります」
Naoyaさん「安保理事会って、常任理事国の1つが拒否したら成立しないルールですよね。我が家も片方が強く拒否したら、それは成立しないと決めています。拒否することもある種ルール化して、こじれることを回避している感じですね」
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「なんとも合理的な……」そんな言葉が何度も出た夫婦トーク。ちなみに法案はMaiさんが出すことが多く、Naoyaさんはほぼ拒否しないそうです。
また、例えば遠くのご飯屋さんに行きたいなど、説明したらNaoyaさんが嫌がりそうな場合は、有無をいわさずMaiさんが連れて行くという強行パターンも……。どんな合理性も、最終的にパッションには叶わないということを、なんだか感じるのでした。