◆寝ていたら緑内障に!? 睡眠が回復ではなく、悪化になることも

あまりよく眠れていないと感じている人は睡眠の質が悪く、目の疲れやドライアイなどの症状がなかなか回復しません。
「現代人にありがちですが、寝る直前までパソコンで作業をしていたり、ゲームで遊んでいませんか? ベッドに入ってからもスマホを見続けていることはないですか?
ブルーライトを含む強い光を浴びてしまうと、脳がまだ昼間だと勘違いしてしまい、睡眠を誘うホルモンであるメラトニンが抑制されてしまいます。寝ながらスマホは暗い中での近業作業になり、近視にも悪影響があります。
せめて寝る1時間前には電子機器の使用を控えることで、睡眠の質を上げることにつながります」
◆寝ている最中の体勢にも注意

「最も注意すべき睡眠習慣は、『うつぶせ寝』です。うつぶせ寝は、顔を下にして寝る姿勢ですが、この姿勢では、目が枕などに圧迫されることにより、眼圧が上昇する危険性があります。
実際、うつぶせ寝の際に腕を直接眼球に押し付けて寝る習慣の方が、若くして人為的に緑内障を発症してしまった方もいました。
人は体を横たえると眼圧が上がりますが、うつ伏せは眼球を直接圧迫し、眼圧上昇のリスクにつながる可能性があるため、緑内障の患者さんは避けるべき寝方と言えるでしょう。
最もいい寝方は仰向けです。横向きでも良いですが、下側になっている目の眼圧は少し高くなります。左右で緑内障の進行が違う場合、右か左、どちらか偏った寝方をしているかもしれません」
◆睡眠時無呼吸症候群の人は、緑内障になるリスクが10倍!?
