まずは人命救助だが、多くの住民が望むのは平穏な生活を取り戻すこと。しかし、本格的に復旧工事が始まれば、周辺にも当然影響は及ぶ。
「2~3年もかかるような復旧工事には、大量の人員と相当な台数の重機やダンプが必要となるはず。工事関係者が八潮に出入りするには首都高1択ですが、通常の工事開始時間は8時なので、悠仁さまの通学時間にドンピシャに被ります。あのあたりは車通勤の人も多いですし、下道がグチャグチャに渋滞すれば、真上を走る高速道路にも影響は及びます。八潮出口付近が混むようなら、渋滞は都内まで延びるはず。そうなると所要時間は計算不能です。
筑波大学は他の大学より授業開始時間が早く、1限が8時40分に始まるので、悠仁さまが確実に授業開始前にキャンパスに到着するには、遅くとも6時半には家を出ないとダメでしょう。たとえ車でも、毎日往復4時間とはなかなかハードになりそうです」(金子氏)
早めに一人暮らしをご決断なさるのが賢明か。
(取材・文=藤井利男)