タレントのホラン千秋が3月いっぱいでTBS系の報道番組『Nスタ』を卒業する。
ホランは2017年4月からMCを務め、番組の“顔”として活躍してきたが、昨年12月26日の同番組の生出演中に「8年弱ですかね。『Nスタ』でさまざまなことに挑戦させていただき、思い出がたくさんあります。来年3月で卒業することを決めました」と涙声で明かした。
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。
「ホランさんといえば6歳の時にジュニアモデルとしてデビューし、14歳の時に本格的な俳優を目指し、現在も在籍する大手芸能事務所アミューズに所属。中学、高校に通いながら芸能活動を行い、『魔法戦隊マジレンジャー』(テレ朝系)の敵役や長瀬智也さん主演の『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(日テレ系)、水嶋ヒロさんと榮倉奈々さんがW主演を務めた『メイちゃんの執事』(フジ系)などの人気ドラマにも出演するも、俳優としてはブレークには至らず。青山学院大学に進学し、民放キー局5社のアナウンサー試験を受けるもすべて落ちてしまいます。その後、大学卒業後は就職せず、地元のスーパーでのレジ打ちのアルバイト生活を送りつつ芸能活動を続けて、日本テレビ系報道番組『NEWS ZERO』のキャスターに抜擢されたのを機に、現在のポジションを築きますが、そんなホランさんにとっても8年近く“顔”を務め、キャスターとしての地位を確固たるものにした同番組の存在は大きいもので、思い入れもひとしおでしょう」
ホランは1月27日に放送された『しゃべくり007』(日テレ系)にゲスト出演した際、「ZEROは突然クビになった」と告白し、「卒業という名のクビだったので、悔しさをバネにして今、日テレで教えていただいたことを赤坂(にあるTBSの『Nスタ』)ですべて活かしております」とカメラに向かってお辞儀をして笑いを誘ったものだが……放送作家は明かす。
「『NEWS ZERO』については、当初番組サイドはホランさんと同じ所属事務所の福山雅治さんのキャスターデビューを水面下で画策していたという話です。結果的にホランさんが抜擢され、番組サイドの期待以上の活躍を見せたことで後の彼女の躍進に繋がるわけですが、それでも当時の番組サイドからしてみれば、そこまで報道番組での実績がなかったホランさんはあくまで“お試し”での起用という感覚だったのではないでしょうか。そのうえで、『しゃべくり007』での発言からして、今回の『Nスタ』に関してはクビではなく、双方合意のうえでの円満な卒業なのでしょうね」