熊本私学教育支援事業団は、現在学校法人化の認可申請中である熊本県内初の学びの多様化学校「天草こざとこ学園中学校」の学校説明会を、「熊本学習支援センター大江本校」「熊本学習支援センター天草下田南校」にて開催する。

「天草こざとこ学園中学校」は、2013年に廃校になった旧下田南小学校を活用し、天草下田南地域ならではの自然を生かした体験活動を取り入れた「子ども主体の学び」を実現できるようなカリキュラムを予定している。

子どもたちを幅広く支援する熊本私学教育支援事業団

熊本私学教育支援事業団は、「熊本学習支援センター」「大江子ども食堂」「災害ボランティア」「通信制代々木高等学校 熊本学習支援センター校」など、教育支援団体として「生きづらさ」を感じている子どもたちのために、幅広く支援を行っている。

代表の仙波達哉氏は、すべての子どもたちが等しく夢をもち、希望をもって生きることができる未来を目指して、熊本私学教育支援事業団を設立した。

「学びの多様化学校」としての学校法人化を目指す


「熊本学習支援センター」は、2015年より熊本市内を中心に開設されており、様々な理由で学校に行かない選択をした「不登校」状態にある子どもたちに、学習の機会や居場所を提供している。

2023年8月には、熊本県内初となる宿泊型のフリースクールとして「天草下田南校」を開校。校舎は2013年に廃校になった下田南小学校を利活用している。

天草下田南は、熊本市内から車で3時間半ほどに位置し、海、山、川の豊かな自然に囲まれた地域。代表の仙波氏は、様々な困難を抱えた子どもたちが健やかに成長するために最適な環境だと考え、開校を決意した。

フリースクールとして運営していくなかで、変容していく子どもたちの姿を目の当たりにし、地域の自然体験を取り入れた柔軟なカリキュラムのもと「子ども主体の学び」を通して子どもたちの生きる力を育む教育をしたいという思いを強くし、「学びの多様化学校」としての学校法人化を目指し、現在認可申請中だ。