令和のシニアは思った以上に元気!約8割の人が生きがいを感じている

同調査の結果によれば、現在60歳以上の男女のうち、「生きがいを感じている」と答えたのは約8割に当たる79.7%でした。内訳を見ると、仕事をして収入を得ている人のうちの85%、完全にリタイアし収入のある仕事から離れた人の76.4%が生きがいを感じています。

多少の差はあるものの、人生に喜びや楽しみを感じているかどうかは仕事の有無のみに左右されるとは言えないようです。仕事以外にもサークル活動やボランティアなどを通じて、社会に参加し趣味や家族とのつながりを持つなど、楽しみを持つことが生きがいにつながるのでしょう。

仕事を持つシニア層が増加

(画像提供:tps-taka/stock.adobe.com)

今回の調査対象者のうち、収入のある仕事をしている人の割合は平均で37.3%(60~75歳以上の男女)でした。2016年の調査で32.9%だったのに対し、4.4ポイント増という結果です。また、60~64歳に限ると、74.0%が職業に就いています。

職業を持ち収入を得ている背景には、「収入が欲しい」という経済面での動機が最も多く、そのほかには自分の能力を生かせる、健康維持、やりがいなどの目的も多いようです。

仕事をする理由として「収入がほしいから」を選んだ人の割合が最も高いのは男性の60~64歳で65.1%でした。これは60歳での定年退職を選択しなかった人も含まれていると考えられます。

そして「何歳ごろまで収入をともなう仕事をしたいか(したかったか)」という設問に対しては、65歳くらいまでが25.6%、70歳くらいまでが21.7%、「働けるうちはいつまでも」と答えた人の割合は約2割の20.6%でした。

仕事をしている人の場合だと、36.7%が「働けるうちはいつまでも」と回答しており最多で、87.0%が70歳以上まで就労することを望んでいます。

長く働くこと、または生涯現役でいることは、好きなことや得意なことで社会とつながり、さらに収入も得られる選択肢と言えるでしょう。

まだまだ長い人生、どう生きる?

高齢化は世界でも加速していますが、日本はその先頭を走っています。厚生労働省が発表した簡易生命表に基づく平均寿命は、2019年時点で男性81.41歳、女性87.45歳となっています。男性の平均寿命が50.06歳、女性が53.96歳だった1947年と比較すると驚異的な変化です。

「人生100年時代」をいきいきと過ごすためにはお金と人生の楽しみが必要です。第2の人生をどう過ごすか、今のうちから考えてみてもいいかもしれません。

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