冠婚葬祭企業のセルモは、今後ますます大切になる「多様性を尊重する考え方」を育むことを目指して、正解のない「どっち?」を問う絵本『どっち?のこたえ』1,300円(税別)を、絵本の日である11月30日(木)に発売した。
冠婚葬祭に多様性を求めるニーズが明らかに
セルモが2023年2月に実施した「冠婚葬祭に関する意識調査2023」の結果、これまでの一般葬やフォーマルな結婚式だけではなく、小規模な家族葬やカスタマイズパーティ、カジュアルな式など、多様なニーズが発生していることが分かった。
また、冠婚葬祭への不安については、「残された家族に金銭的負担をかけてしまう儀式であること」「伝統や慣習など、気にしなければいけないことが多すぎる」が上位となっており、これまでの伝統や慣習など「こうあるべき」を重んじた冠婚葬祭だけではなく「こうありたい」を重んじた冠婚葬祭観が求められていることが明らかになっている。
フォロワー100万人の人気クリエイターとコラボ
そのようななか、同社は、55周年を機に、「冠婚葬祭は、生まれ変われる」というメッセージを標榜し、もっと自由な価値観で個々の多様性と願いをかなえることのできる社会の在り方を冠婚葬祭の立場から推進していくことを目指している。
『どっち?のこたえ』の出版は、その一環として、同社の想いに賛同した「つむぱぱ」氏とタッグを組むことで、社会や子どもたちに対するメッセージとして実現した。
つむぱぱ氏は、家族の何気ない日常をほっこりとしたイラストの漫画で描き、子育て世代を中心に支持を集める、SNS総フォロワー約100万人の人気クリエイター。絵本の出版やイベント開催など、幅広い活動を行っている。
子どもが多様性の大切さを学べる絵本
『どっち?のこたえ』は、子どもたちへの「問い」から多様性を認めることの大切さを学べる絵本だ。
テーマである「多様性を認め合うことの大切さ」のために必要なのは、自分の価値観や社会常識にとらわれずに、相手の幸せについて考えられる「想像力」。
同書では、左右のページを比べて「どっち?」を選んでいくが、
次のページではそのどちらでもない第三の答えが用意されている。
大切なのは、マニュアル通りの正しい答えを選ぶことではなく、人が人を想う気持ちや、その時本当に大事にすべきことについて考え、みんなが幸せになれる答えを導きだすこと。子どもだけではなく、大人にも手に取もらうことで、あらためて気づき、学べる内容となっている。
子育てママタレント・スザンヌさんは「あいてをきめるのはせけんでなくキミなんだ。せかいにあふれているどっち?を、大切な人といっしょに考えたくなる絵本です。」と推薦コメントを寄せている。