フライパンで作る!北海道の郷土料理『ちゃんちゃん焼き』
北海道が発祥の『鮭のちゃんちゃん焼き』が美味しい季節になりました!今回は、お家でも作りやすいよう、フライパンで作る、ちゃんちゃん焼きのレシピをご紹介します。
そもそもちゃんちゃん焼きとは…諸説あるようですが、道産子の私が知っているのは、石狩地方の漁師町が発祥で、漁師のお父さん『ちゃん』が作るから、ちゃんちゃん焼きと言われるようになったと言われています。
漁師が作る料理で、秋から冬に漁れる秋鮭と季節の野菜に、味噌やみりんで作った調味料をかけて蒸し焼きにする、北海道の郷土料理です。北海道ではジンギスカン同様、人が集まると、鉄板(最近はホットプレートも多いです)を囲んでちゃんちゃん焼きを食べる事も少なくありません。
天板に野菜をたっぷり乗せ、その上に半身の生秋鮭をど〜んと乗せて調味料をかけ、アルミホイルで覆って蒸し焼きにする、豪快な料理です!ですが、今回はお家でも簡単に再現できるよう、フライパンで作るちゃんちゃん焼きの作り方をご紹介します。
コツは、切り身を使う事!あとは基本同じです。
材料(3人分)
生秋鮭 3切れ
キャベツ 3枚
人参 40g
しめじ 1/2パック
九条ねぎ(小口切り) 1本分
【合わせ調味料】
味噌 大さじ2杯
酒 大さじ1杯
みりん 大さじ1杯
砂糖 小さじ1杯
にんにく(すりおろし) 小さじ1杯
作り方
① 生秋鮭に重量に対して2%の塩を振って10分程置き、浮いてきた水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
② 合わせ調味料の材料を混ぜ合わせておきます。基本のちゃんちゃん焼きの合わせ調味料には、にんにくは入らない事が多いのですが、生秋鮭はさっぱりとしているので、にんにくのコクと風味をプラスすると、とっても美味しく仕上がります。お好みで入れてみて下さいね。
③ キャベツは一口大にちぎり、人参は1.5cm幅の拍子切り、しめじは石づきを落としてほぐし、フライパンに均等にちらして入れます。
④ ③の上に①の生秋鮭を並べて入れ、②の合わせ調味料を回しかけて、生秋鮭の上に均等に伸ばし、フタをして火にかけ、沸々と沸騰してきたら弱火にして約10分蒸し焼きにします。
※生秋鮭にしっかり火が通るまで加熱して下さい。生秋鮭を押してみて、身にしっかりと弾力が感じられるまで加熱します。
⑤ フタを外して九条ねぎを振ったら、完成です。
道産子の私のオススメの食べ方ですが、熱々の鮭の上にバターを乗せても美味しいです。甘めの味噌と塩気とバターのコクが絡まって絶品です!ご飯もお酒も止まりませんよぉ〜笑。
秋は、産卵を迎えて海から川へ戻ってくる鮭を漁り、生筋子を取り出した後の、生秋鮭がたくさん出回る季節でもあります。地元では『ほっちゃれ』と言われている、淡白でさっぱりした身は、ヘルシーで女性に人気がある種類でもあります。
一緒に野菜もたっぷり食べられて、何より作るのが簡単ですし、これ1品で完結するおかずにもなりますので、秋鮭の美味しい今時期に作って、北海道の郷土料理をお家で味わってみて下さいね♪