そんな自己肯定感が低い世代が自分たちが子育てするにあたり、もっとも重要視するのが自己肯定感の上げ方であり、自分たちのように成長させたくないと考えているのだ。

 もしまだ自分が受けていた指導法や教育法を自分たちの下の世代に受け継ごうとしている人がいるのなら今すぐやめるべきだし、そういう考えの上の世代がいたら間違っていると教えてあげるべきだ。

 褒めて伸ばす教育は様々なやり方があるにせよ、エビデンスが多く発表されており、一昔前のようにナンセンスなものではなくなったのだ。

 しかも褒めて伸ばすという教育方法で育った子供のほうが、幸福度や知能は高いとされている。つまり多面的な視点で見たときに褒めた方がトータル的な能力値が上がるし、教える側も好かれる。まさに一石二鳥。

 ただし教える側はただ褒めるだけではなく、「甘えさせる」と「甘やかす」、「叱る」と「怒る」の差を知らなければならない。

 そんな苦労や大変な思いをして褒めているのだから、誰か褒める側も褒めてあげてください。

 褒めの無限ループ。