アーモンドの美容・健康効果5選
(1)美肌効果
アーモンドに含まれる“ビタミンE”、“ビタミンB2”は肌を健やかにする効果があります。
いずれも美肌のために積極的に取り入れたい栄養素です。
またアーモンドに豊富に含まれている”食物繊維”は、
糖化物質AGEs(エージーイー)の増加をふせぐ効果が期待できます。
AGEsは体内のタンパク質と食事で摂った糖が結びつくと形成されます。
AGEsが肌表面の角層や肌内部の真皮で増大すると、”くすみ”や”シワ”などの肌老化の原因となるのです。
さらに血管で糖化物質が発生すると、さまざまな病気を引き起こす原因にもなります。
(2)冷え性・肩こりの改善効果
アーモンドに含まれる”ビタミンE”にはスムーズな血流を促し、からだをあたためる効果があります。
そのため血行不良が原因で起こる、肩こりや冷え性などの不調改善が期待できます。
アーモンドに含まれる”不飽和脂肪酸”には血管を強化し、血流を改善する効果があります。
冷えは肩こりや頭痛などを引き起こすだけでなく、免疫力の低下も招く女性の大敵。
アーモンドのようにからだをあたためる食材を積極的に取り入れて、からだの不調を予防しましょう。
さらにアーモンドには”鉄分”も含まれているので、貧血の改善も期待できます。
アーモンドは血液や血管が要因の不調を改善する、強い味方となってくれる食材です。
(3)生活習慣病の予防効果
アーモンドに含まれる”マグネシウム”には血糖値の改善に役立つなどの効果があります。
また”ビタミンE”には健康維持に大切な血管・血流の改善効果も期待できます。
さらに”不飽和脂肪酸(オレイン酸)”は血中のコレステロール値のバランスを整えるため、
アーモンドは生活習慣病の予防にも取り入れたい食材です。
忙しいなかで健康的なライフスタイル、食生活を維持していくことは大変です。
アーモンドを積極的に摂取して、生活習慣病の予防や改善を目指しましょう。
(4)肥満改善効果
アーモンドの脂肪分はやや高めなので、太るイメージがあるかもしれません。
しかしアーモンドに含まれている”オレイン酸”は脂肪や糖の吸収を抑制する働きがあるため、実はダイエット中の方の間食にもぴったりです。
アーモンドは低糖質で、ダイエット中に不足しがちな”ビタミン類”、ミネラル類”も豊富に含まれています。
さらにアーモンドに含まれる”カリウム”は、からだの不要な老廃物や水分を排出するため、むくみ太りの予防にも効果的。
”食物繊維”による便通の改善効果が期待できるのもうれしいポイントですね。
(5)妊活サポート効果
アーモンドに含まれる”ビタミンE”は血流を改善し、からだを温める効果があります。
血流改善は妊活に効果的なため、アーモンドは不妊治療や妊活の強い味方です。
”ビタミンE”のほかにも、アーモンドには女性に不足しがちな”ミネラル類”や”葉酸”なども豊富に含まれています。
さらにアーモンドに含まれる”亜鉛”は男性の妊活にもよいと言われており、
パートナーと一緒にアーモンドを摂取するのも効果的です。
アーモンドを食べるときの注意点とは
アーモンドの適切な量
アーモンドの1日あたりの摂取量は、25粒以内が望ましいと言われています。
アーモンドの過剰摂取は以下のようなデメリットがあります。
・食物繊維は摂りすぎると下痢をする可能性がある。
・ビタミンEは脂溶性ビタミンなので、体外に排出されにくい。
・不飽和脂肪酸は脂質のため、摂りすぎると吸収に時間がかかり体に負担がかかる。
アーモンドに豊富に含まれる”ビタミンE”は、過剰摂取すると肝機能障害などを引き起こす可能性があります。
さらにアーモンドの約50%は脂質(不飽和脂肪酸)なので、摂りすぎはカロリーが心配です。
せっかくのアーモンドの栄養が逆効果となることもあるため、過剰摂取には注意しましょう。
アーモンドの選び方
アーモンドの美容・健康効果を最大限取り入れるためにアーモンドの選び方も大切です。
・油を使用していない”素焼き”のアーモンドを選ぶ。
・塩味や甘味のついていないアーモンドを選ぶ。
・添加物不使用のアーモンドを選ぶ。
アーモンドはそのまま食べてもおいしい食材です。
美容効果や健康効果を期待するなら、アーモンドの素材をなるべく活かした形で摂取するのが望ましいです。