バナナだけではなくバランスのよい食事を
バナナは糖類以外にもさまざな栄養素が含まれています。マグネシウム、やセロトニンの前駆体であるトリプトファンはリラックス効果をうながすので、イライラした時にバナナを食べると落ち着くことが期待できます。また、アナイシンはアルコールを分解する効果があるといわれているので、二日酔いの時にはお勧めです。
さらに、バナナの繊維質にはフラクトオリゴ糖が豊富で、胃では消化されにくく腸まで達します。フラクトオリゴ糖は善玉菌の好物。そして善玉菌が増えれば腸内環境が整うので、ダイエットにも効果があります。
何故腸内環境がダイエットと関係があるのかと疑問に思う人もいるでしょう。個人差はありますが、バナナを食べ続けて腸内環境が整うと1~2週間程度でお通じが良くなります。さら2~3ヶ月続けるとこの効果をさらに実感できるはずです。便秘はダイエットの敵ですから、毎日きちんと通便があることはダイエットに効果的といえます。
ただし、バナナだけを食べたり、ほかのものをほとんど口にしないのはお勧めできません。最初に触れたように、人間には3大栄養素をはじめ様々な成分が必要ですが、それらには体内で合成することができず、食物から摂る以外に補給が効かないものがあるからです。
昼食や夕食では肉や魚、その他の野菜などをきちんと食べて、炭水化物や脂質、ミネラルやビタミンをしっかりと補給しましょう。必要な筋肉を落とさずに維持し、免疫力を保つにはこれらの栄養素が不可欠です。
科学雑誌にバナナの意外な研究結果が掲載
ところで、食事だけに頼らず運動も取り入れてダイエットに励んでいらっしゃる方もいるでしょう。運動をすると汗をかくので喉が渇き、スポーツドリンクで水分補給することも多いと思います。また、ちょっと張り切り過ぎてオーバーワークになってしまうと、翌日は筋肉痛がつらいなんってこともありがちですよね。
ところが科学雑誌『PLOS One』に驚くべき研究結果が発表されました。激しい運動をした後のアナリスト20人にバナナ、水、スポーツドリンクを摂ってもらい、筋肉痛などの回復を比較したところ、バナナには運動後の栄養補給や筋肉炎症を抑える効果が、スポーツドリンクと同じ程度の効果があることが証明されたというのです。
とはいえ、ドール社が研究へ資金提供をしていますすし、研究対象が少人数だったので、この効果を額面どおりに受け取っていいのかはまだはっきりと肯定できません。今後の研究の結果が待ち遠しいところです。
いろいろなレシピで飽きない工夫を
食事中心のダイエットにバナナを選ぶのならば、昼は3大栄養素をはじめさまざまな栄養を取り、糖質を抑えた間食を摂るのもいいでしょう。ナッツやカカオ、乳製品などです。間食をすることで空腹感を抑え、夜の食べ過ぎを防ぐことができるからです。
ただ毎日バナナだけの朝食では飽きてしまいがちです。そんな時にハチミツをかけたり、ちょっと手がかかりますがバナナムースを作ったりして変化をつけてみましょう。
ところで冷蔵庫に入れていても、数日でバナナが茶色く変色してしまったという経験をしたことがありませんか。バナナは傷みやすい果物ですが、ふさの根元を縛って15~20℃くらいの風通しいい所へ置いておくと長持ちします。バナナを吊るして保管できるバナナスタンドという製品もありますから、きれいに熟して傷みにくく長持ちさせたい場合は、探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
バナナはダイエット食品であると同時に、健康にも効果があるくだものです。そのうえお値段も手頃。お肌のツヤツヤ効果もあるといわれていますし、朝食にはぜひバナナをお勧めします。ただしバランスの取れた食事は忘れないでくださいね。
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