アイボリーとベージュの違いは?
アイボリーは黄みがかった白
アイボリーは一言でいうと「黄みがかった白」です。アイボリーはもともと英語で「象牙(ぞうげ/象のきばのこと)」を意味します。黄みがかっていますが、クリーム色よりも少し灰色がかっています。
アイボリーは高級感がある色とされています。その理由は、象牙が加工のしやすさの観点から工芸品や印鑑に使われてきたからです。象牙は野生動物を守るために、材料として使われることがありません。ですが、現在も高級感を出したいときはアイボリーを使うことがあります。
ファッションにおいてアイボリーは、高級感がありながらも取り入れやすいカラーです。洋服はもちろんのこと、カバンなどもコーデが作りやすいのでおすすめです。
ベージュは茶色がかった白
アイボリーと同様に黄みがかった白として名前が挙がるのが「ベージュ」です。アイボリーと違い、ベージュは灰色がかっておらず、薄く茶色がかった白色です。アイボリーと比較すると違いは明らかです。
ベージュは柔らかで、落ち着きのある印象を与えてくれる色です。ナチュラルな印象にしたいときなどに取り入れると効果的なカラーと言えます。アイボリー同様ファッションに取り入れやすいカラーなので、洋服も一着は持っておくと便利ですよ。
また、アイボリーとベージュとの組み合わせは、とても相性がいいのでおすすめです。同じ茶系でまとまったファッションを作ることができます。
アイボリーとベージュを組み合わせたコーデ
①ベージュナイロンジャケット×アイボリーサロペット
ナイロンジャケットにアイボリーのサロペットスカートを合わせると、ナチュラルなファッションを作ることができますよ。ベージュのナイロンジャケットは便利なので、持っている方もいるのではないのでしょうか?
ベージュとは違い、アイボリーのほうが白に近いので着ぶくれしがちです。なので、ベージュを上に羽織ることでその印象を抑えることができます。
②アイボリーTシャツ×ベージュパンツ
アイボリーとベージュをトップスとボトムスで組み合わせる際は、ベージュをボトムスに、アイボリーをトップスにすることをおすすめします。
トップスに持ってきたアイボリーのTシャツはオーバーサイズにすると、ベージュのボトムスもダボッとしすぎないように見えます。足首を見せれば女性らしさも出すことができますよ。
③アイボリービスチェ×ベージュロングスカート
アイボリーのビスチェに合わせたのは、ベージュのロングスカートです。ビスチェは洋服の中でも着こなしが難しそう…と思われがちなアイテムですよね。ビスチェに合わせるボトムスは、同色、またはビスチェよりもダークな色のパンツや、ロング丈のスカートと合わせましょう。すると、おしゃれに着こなすことができます。
今回も先ほど同様、トップスをアイボリーに、ボトムスをベージュにしてあります。ビスチェは、ベージュよりもアイボリーのほうがコーデが作りやすいのでおすすめです。
ベージュ以外にアイボリーと合う色は?注意点も
アイボリーは色の主張が少ないため、基本的にどんな色でも合わせることは可能です。一着は洋服を持っている!という方も多いのではないのでしょうか?ただ、その中でもアイボリーに合う色があります。
①パステルカラー
アイボリーに合う色のひとつがパステルカラーです。色味のトーンが合い、コーデがまとまりやすくなります。またアイボリーに高級感があるため、子供っぽさを抑えたり、ガーリー過ぎないコーデにしたりすることができますよ。
②モノトーンカラー
アイボリーに合う色に、黒や白、グレーなどのモノトーンカラーも挙げることができます。モノトーンコーデはモードな印象がありますが、アイボリーを組み合わせることによりその印象を和らげます。よりフェミニンで女性らしさを引き立ててくれますよ。
③ブラウンカラー
ブラウンとアイボリーの相性もいい色です。ブラウンは品がある色なので、アイボリーと合わせるとよりエレガントな女性の印象に仕上がりますよ。
アイボリーは彩度の低いブラウンと合わせると上品になり、彩度が高くなるにつれて明るく軽やかな印象になります。どんな印象を与えたいかによってブラウンを選ぶことをおすすめします。
④デニムカラー
デニムカラーもアイボリーとの相性がいい色のひとつです。デニムカラーはアイボリーの差し色にもなり、メリハリをつけることができます。例えば淡いブルーのデニムなら、アイボリーにホワイトなどのワントーンカラーも単調な印象を避けることができますよ。
原色カラーは要注意!
アイボリーは様々な色と合わせられるカラーではあるものの、濃い赤や青、黄色などの原色カラーとの組合わせはおすすめできません。なぜならばビビットな原色はアイボリーと合わせるとまとまらず、素敵な洋服もよく見せることができないからです。
赤や青、黄色も原色とは違い、彩度が低いものやくすんだ、あまり強調のない色の洋服を選び、アイボリーと合わせるようにしましょう。
【パステルカラー編】アイボリーを使用したコーデ例
①パステルピンクトップス×アイボリーロングスカート
ピンクはガーリーな印象があるので、子供っぽくなってしまうことが心配な方におすすめしたいのが、淡いピンクとアイボリーの組み合わせコーデです。
淡いピンクのトップスにアイボリーのスカートを組み合わせることで、ガーリーになりすぎず、大人っぽい印象と可愛い印象を両立させることができます。
同系色のコートや靴などを組み合わせても素敵です。アクセサリーや小物は黒にすると、淡い色のワントーンにメリハリをつけることができますよ。
②ミントグリーントップス×アイボリーパンツ
出典: Instagram(@akistagram ___ )
ミントグリーンとの組み合わせもおすすめです。今回はミントグリーンのブラウスに、アイボリーのパンツとボアコートを組み合わせました。
ミントグリーンとアイボリーを合わせると、薄いカラーのグラデーションを上手にコーデに取り入れることができ、透明感が出ます。さらにブラウンや黒の小物でしめると、メリハリのきいたコーデになりますよ。
またボアコートも冬には温かい上に軽い素材なので、便利アイテムの一つです。デニムなどと合わせても素敵ですが、同色のパンツと合わせてもコーデをまとめることができます。
③ラベンダートップス×アイボリーパンツ
ラベンダーもアイボリーの合う色のひとつです。ラベンダー色と白の組み合わせも素敵ですが、アイボリーと組み合わせると、白よりもカジュアルなコーデにすることができます。
ラベンダー色のトップスは体のラインが出るものを選び、アイボリーのパンツはゆったりめのものを選ぶことがポイントです。ラベンダー色が目を引くので、女性らしさを引き出すことができます。