【妊娠初期の貧血の赤ちゃんへの影響②】軽度なら大丈夫!

自分は貧血だと自覚がない、軽度の鉄欠乏性貧血の場合には、妊婦健診の時の血液検査によって貧血が判明する場合が多いことでしょう。

けれども鉄欠乏性貧血の場合には、赤ちゃんへの影響はほとんど気にする事はありません。

ただし、血液中の鉄分は、赤ちゃんの成長に必要な分は、どんどんと大きくなっていく赤ちゃんに供給されるので、そのままでいたらお母さんの鉄欠乏性貧血はひどくなっていくばかりです。

軽度の貧血ならば、病院で鉄剤が処方される事はあまりないと思います。食事やサプリメントで、しっかりと鉄分を補給することが大切です。

【妊娠初期の貧血の赤ちゃんへの影響③】貧血が重度だと危険!

鉄欠乏性貧血でも、めまいやふらつきを感じることが多かったり、常に体がだるいような状態が続いている状態だと、お腹の赤ちゃんの発育不全や早産の危険性が高まるので、早めの対応が必要です。

お母さんがめまいやふらつき、体のだるさを感じるほどひどい鉄欠乏性貧血であれば、血液中の鉄分はかなり少なくなっていると考えられます。

血液中の鉄分の量が少ないという事は、血球のヘモグロビンの量が少ないということなので、体の中を十分な量の酸素が巡っていないことになります。

お腹の赤ちゃんの発育に必要な十分な量の酸素が行き届いていないことにもなるので、発育不全や早産の危険性が高まってしまいます。

このような場合には、食事の改善を指示される他に、鉄剤も処方されるでしょう。しっかりと処方された鉄剤を利用して、貧血の改善に努めましょう。

妊娠初期の貧血にはどのような対策が?!

妊娠初期に妊婦検診の際の血液検査で貧血だと診断されたら、どのような対策をとらなくてはいけないでしょうか。

ここからは、妊娠初期に貧血だと診断された時の対策について見ていきたいと思います。

【妊娠初期の貧血の対策①】鉄剤の処方

妊娠初期に貧血だと診断されたときの対策には、病院で鉄剤を処方されることがあります。

ただし、貧血だと診断された場合に、すべての妊婦さんに鉄剤が処方されるわけではなくて、 貧血があまりにもひどい場合や、つわりがひどくて食べ物から鉄分を摂取することは難しいと判断された場合などに限ります。

鉄剤は胃を荒らすことが多く、鉄剤を飲んだ人の1割ほどの人が胃のむかつきなども訴えることが多いので、胃薬と一緒に処方されます。

気になるお腹の赤ちゃんへの影響ですが、鉄剤には全くお腹の赤ちゃんへの影響はありません。胃薬も、鉄剤を処方されたときにだけ飲む程度ならそれほど強力なモノを処方されるわけではないので影響は考えなくても大丈夫です。

どうしても錠剤が飲めない場合には、鉄剤を注射することもありますが、お医者さんとのが相談が必要になります。

【妊娠初期の貧血の対策②】漢方薬の処方

妊娠初期に貧血と診断された場合には、漢方薬を処方されることもあります。

鉄剤をどうしても飲むことができない人には、鉄分の吸収を助ける働きがある漢方薬を服用することで、食べ物からの鉄分を吸収させやすくして、貧血を改善を図るのです。

漢方薬は、薬局でも色々と取り揃えているところがありますが、症状や体質に合わせた処方をしないと、特に貧血改善の場合には効果が発揮されません。

自己判断で漢方薬を選んで飲む事は絶対にしないで、お医者さんの指示に従って飲むようにしましょう。