秋の夜長に、自宅でまったり映画鑑賞。ポップコーンを片手にスタンバイすれば、映画館さながらの気分が味わえちゃうかもしれません。売店で購入するような、ほのかに温かくて、“できたて感”のあるポップコーンがあればなおのこと。

 そこで、今回のテーマは、“自宅でポップコーン作り”に決定!

レンチンで簡単、できたてポップコーン
ポップコーンは電子レンジで簡単に作れる!
 昔なつかしい、アルミフライパンタイプのポップコーンキットを買ってきて、火にかける。それも良し。もうひとつ、電子レンジを使って作る方法もあるでしょう。とはいえ、実は電子レンジでポップコーンを作ったことがない筆者。

 なんでも、ポップコーン豆さえあれば、あとは自宅にある調味料をほんの少し使うだけで、超簡単にポップコーンが作れるのだそうです。それでは早速、電子レンジでポップコーン作りに挑戦してみたいと思います!

◆用意するものは3つだけ

「電子レンジでポップコーンを作る方法」を検索すると、さまざまなレシピサイトがヒット。それらを参考に、まずは材料からチェックしていきましょう。

【材料(2人分)】

●ポップコーン豆・・・50g

●サラダ油・・・小さじ1/2

●塩・・・小さじ1/2

 サラダ油や塩は、自宅に常備している方も多いでしょう。となると、必要なのは、ポップコーン豆のみ! お店にもよりますが、筆者は、スーパーのポテトチップス類が陳列されたお菓子売り場で発見。しかも、75g入りで、100円以下とお手頃価格。

 では、材料が揃ったら、ポップコーン作りスタートです。

◆混ぜて、チンするだけ! 簡単すぎる

STEP 1:ポップコーン豆を耐熱容器に入れます。

STEP 1:ポップコーン豆を耐熱容器に入れます。
STEP 1:ポップコーン豆を耐熱容器に入れます。 ポップコーン豆は、みなさんご存じのとおり、はじけて大きく膨らみます。大きめの耐熱容器を使わないと、あっという間に中身が溢れてしまうので注意!

STEP 2:サラダ油と塩を加えて、ポップコーン豆とザックリ混ぜ合わせます。

STEP 2:サラダ油と塩を加えて、ポップコーン豆とザックリ混ぜ合わせます。
STEP 2:サラダ油と塩を加えて、ポップコーン豆とザックリ混ぜ合わせます。 電子レンジを使う場合、油は入れても、入れなくてもどちらでもいいようです。

 両方試してみたところ、大きな違いはなかったのですが、油を入れたほうが気持ち的に表面がしっとり&風味が増すように感じられました。

 ただ、よりヘルシーにというのであれば、油は使わず、最後の味つけを工夫するといいかもしれません。

STEP 3:耐熱容器にふんわりとラップをかけます。

STEP 3:耐熱容器にふんわりとラップをかけます。
STEP 3:耐熱容器にふんわりとラップをかけます。
STEP4:その上からさらに2枚、ラップをかけたら、つまようじで数ヶ所穴をあけます。

STEP4:その上からさらに2枚、ラップをかけたら、つまようじで数ヶ所穴をあけます。
 どのくらい穴を開ければいいのかわからず、とりあえずは3~4ヶ所ほど。

◆600Wで3~4分、ポンポン弾ける

STEP 5:耐熱容器を電子レンジに入れて、加熱します。

 目安は、600Wで3~4分。1分経過したころから、ポンポンとポップコーン豆がはじける音がし始めるので、様子を見ながら加熱を続けましょう。ちなみに、1回めの挑戦では、3分ほどでラップが破けてしまい一時中断。

「もう、これ以上はじけられない」と、言わんばかりの満タンさ
「もう、これ以上はじけられない」と、言わんばかりの満タンさでした。耐熱容器が小さかったのか、ラップに穴を開けすぎたのか…? 容器の中には、まだ1/3ほどポップコーン豆の状態のものが残っていました。

 そのため、もうひとまわり大きい耐熱容器(容量480ml)にチェンジ。電子レンジ対応のフタがついているタイプの耐熱容器だったので、今度はラップではなく、フタをしてチン。

容器いっぱいにポップコーンが完成
容器いっぱいにポップコーンが完成
 フタが開きかけるというギリギリ具合で、できあがりました!

◆袋に塩とポップコーンをいれてシャカシャカ

 あとは、好みの味つけをするだけ。ポップコーンの味つけは、あとからするのがポイント。硬い豆の状態で味つけをしても、なじまないからです。

 王道の塩味。

 ジッパー付きビニール袋に、ポップコーンと塩を入れて振ると、まんべんなく行き渡ります。

ジッパー付きビニール袋に、ポップコーンと塩を入れて振ります。
塩を入れて振る
 それから、器へ。

塩味のポップコーン
塩味のポップコーン
 ほんのりと温かさが残るポップコーン。その自然な甘さに、塩味がきいて、シンプルでかつ間違いのない美味しさです。

ひと粒、ひと粒が大きく膨らみ
しっかり膨らんでいます
 ひと粒、ひと粒が大きく膨らみ、硬い部分も比較的少ない印象。個人的には、サラダ油(オリーブオイルでも◎)を少し加えたほうが、パサッとした感じが軽減されて好みでした。

◆お手軽キャラメルソースの作り方

 それと、もうひとつ。

キャラメルポップコーンにしても美味しい。
キャラメルポップコーンにしても美味しい
 砂糖80gと水大さじ1、有塩バター10gを、小さめの鍋で溶かして作ったキャラメルソースを、ポップコーンにかけるキャラメルポップコーンにも挑戦。

絶妙な甘じょっぱさでクセになる
絶妙な甘じょっぱさでクセになる
 キャラメルソースがしっかり固まるのを待てば、香ばしい甘さとカリッとした食感が楽しめるように。

 塩味とキャラメル味で、“しょっぱい&甘い”のループから抜け出せなくなりそう…。

◆味をアレンジして楽しめる

 ほかにも、ブラックペッパーやバター醤油、贅沢にトリュフ塩をまぶしたりしてもいいかも。さまざまなアレンジを楽しめることも、ポップコーンの魅力のひとつです。

そしてやっぱり、ポップコーンはできたてが最高! 映画鑑賞時にはもちろん、ハロウィンやクリスマスなどのイベント時に、ちょっとしたおやつとして、テーブルに並べるのにもピッタリなのでは?

<文/高木沙織>

【高木沙織】

「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi