先日何気なくネット記事を読んでいたところ、興味深い数字に出会いました。

1:2:7

「いち・たい・に・たい・なな」です。ちなみに私は放送通訳業に携わっているため、数字の読み方にも日ごろからかなり敏感です。たとえば航空機のボーイングの場合、「B747=ボーイング・なな・よん・なな」ですが、エアバスなら「A380=エー・さんびゃくはちじゅう」。会社によって日本語の数字読みも異なるのですね。

で、先ほどの数字ですが、これは「1:2:7の法則」と呼ばれ、人間関係についてのものです。仮に自分の周りに10人いた場合、「自分を嫌う人は一人、自分を応援してくれる人は2人、どちらでもない人が7人」という内訳になるのです。説によっては「自分を嫌う人は2人で、応援してくれる人は一人」というものもあります。

この数字を見て私は非常に納得しました。と言いますのも、集団という場に身を置いた場合、何をどう努力してもこちらを嫌ってくる相手が一人は存在するからです。逆に、何があったとしても見捨てずに寄り添ってくれる人は二人いるのですよね。

つまりこういうことなのです。「嫌ってくる一人」という、いわば望み無き相手に対して理解を求めたとて成功する確率は低いでしょう。それどころか、その人物に対して不毛な努力を続けることで自分自身が疲弊しかねません。そうなってしまえば、本来大切にすべき「応援者2人」へのエネルギーも残されなくなります。自分が心身のバランスを崩してしまえば、寄り添ってくれる相手を邪険にしてしまい、大切な関係をも破綻させる恐れすらあるのです。

この法則によれば、そんな「相互理解実現0%」を相手にするより、応援者2人を大切にすべきなのですよね。さらに残りの「どちらでもない7人」が自分の味方になってくれるような人間関係を構築するのが良いとのこと。なるほど、と思いました。

実はこの数字は同時通訳現場でも当てはまると私は感じます。少しこじつけのようですが、具体的には「1=完全なる誤訳」、「2=正しい訳語」、「7=完璧ではないけれど概ね意味としては合っている訳語」です。