40代髪の悩みを解決するための習慣 ②髪の毛と地肌によいシャンプーを心がける
どんなシャンプーを使っているかは人により様々です。若い頃からお気に入りのブランドがあり、そのシャンプーを長年愛用している、という人もいるでしょう。また、髪の毛がきれいな芸能人のCMを見て、私もあんな髪になりたい!と思い、購入を決める人もいるでしょう。香りが気に入っている、価格がリーズナブルだから、という理由でシャンプー剤を購入している人もいるかもしれません。
どんなシャンプーでもその人の髪質にあっていて、良い髪のコンディションが保てるならば全く問題はありません。しかし、最近、髪の毛のパサつきや抜け毛が気になる・・・といった髪の毛の悩みを抱えている人は一度、自分が使っているシャンプーを見直してみる必要があるかもしれません。
シャンプーは香りの好みやサラサラになる、しっとりする、といった使用感を重視しがちですが、40代で髪の毛の悩みを解決したいと思っている人が選ぶべきシャンプーは「地肌によいシャンプー」です。
なぜ地肌によいシャンプーを選ぶ必要があるのでしょうか?
私たちは顔の部分は洗顔料を使って丁寧に洗い、化粧水や乳液、パックなどを使って念入りに手入れをします。ただ、頭皮の部分はそこまで手入れをすることはありません。しかし、頭皮の部分と顔はつながっている皮膚なのです。当たり前といえばそうですが、私たちは普段そういったことをあまり意識しません。顔を手入れするように実は頭の部分の地肌もきちんと手入れをすることが大切なのです。
地肌によいシャンプーとはどんなシャンプー?
まずノンシリコンのシャンプーを選ぶようにしましょう。シリコンは髪をつややかにするとされていますが、その成分が毛穴をふさいでしまうことがあると言われています。
また高級アルコール系のシャンプーは洗浄成分が強すぎて地肌の皮脂を必要以上に落としてしまいます。地肌がべたつく人には向いているシャンプーですが、そうでない場合は地肌にかえって負担をかけてしまいます。40代の女性は肌の状態を見て適切にシャンプーを選ぶ必要があるのです。
40代の女性で自分の髪の毛の悩みを抱えている人におすすめなのがアミノ酸系やオーガニックの成分が使われているシャンプーです。天然由来のものを使用しているシャンプーは地肌にも優しく、また汚れだけをしっかりと落として必要以上に地肌の皮脂を落とすことなく潤いを保つことができます。
以前はこういったオーガニック系のシャンプーは種類が少なく、値段も高価でした。また美容院などでしか取り扱っていないものもありましたが、最近は様々なメーカーから販売されており、ドラッグストアやインターネットでも入手しやすくなっています。
また、シャンプーとコンディショナーは同種類のものを使用するのがやはりベストです。しかし、「髪に良いのはわかるけれども継続的に続けていくのは、やはりコストがかかるので続かないかも・・・」という人は、まずはシャンプー剤だけでも見直してみるとよいでしょう。数日では効果はわからないかもしれませんが、数週間から一か月使い続ければきっと良い変化が出てくるはずです。
もし、その程度の期間使ってみても、あまり効果が感じられなければ、他に自分にあったシャンプーがないか根気よく探してみましょう。短期間ではどうしても効果が分かりづらいかもしれませんが、自分にあったシャンプーが見つかると必ず自分の髪の変化に気づけるはずです。
40代髪の悩みを解決するための習慣 ③髪の毛に悪いとされることを避けるようにする
紫外線に気をつける
春になると徐々に紫外線が気になってきますよね。若い頃は日焼けなんてさほど気にしないで出かけていました。でも、40代にもなると、紫外線が肌のシミ、しわの大きな原因になることはほとんどの人が知っています。そのため、しっかりと顔や腕には日焼け止めクリーム塗ったり、日傘で紫外線予防をしたりと外出の時、万全の対策をします。
ところが40代でも意外と見落としがちなのが、髪や頭皮の日焼けです。顔のことばかり気にとられて、頭の部分の対策を何もせず太陽が降り注ぐ中、出かけていくと髪や頭皮は紫外線の影響で大きなダメージを受けてしまいます。
特に髪の乾燥が気になるという人は紫外線には気をつけたほうがよいでしょう。髪の毛は紫外線を浴びると、髪の中のタンパク質が壊されてしまいます。それが髪の毛のパサつきの原因になってしまうのです。また、髪の毛の表面は紫外線の影響で、ダメージを受けやすいです。髪の毛のツヤがなくなる原因にもなります。
太陽の下を歩く際は必ず、帽子や日傘などで頭の部分も日焼けしないよう注意するようにしましょう。髪の毛専用のUVスプレーを使うのもおすすめです。外出する前に髪にさっとスプレーして出かければ安心です。ただし、効果を維持するためには外出先でつけなおす必要があります。
髪の毛のパサつきや乾燥、そして頭皮を守るためにも顔と同じように頭の部分も紫外線予防に注意を払うように心がけましょう。
ドライヤーの熱に注意
そしてもう一つ、髪の毛のために気をつけたいのが、髪を乾かすときに使用するドライヤーの熱の影響です。また、ヘアアレンジなどで使うコテやアイロンなどの熱にも注意が必要です。
髪の毛のタンパク質は熱に大変弱く、ダメージの要因になってしまうのです。熱を加えすぎると、水分が抜け、髪がパサつくようになります。なるべく、髪の毛に熱を与えすぎないようにして髪を乾かす必要があると言えるでしょう。
髪の毛を濡れたままにしない
だからといって、髪の毛が濡れたままの状態で過ごしたり、眠ったりしてはいけません。髪の毛にあるキューティクルは水分があると開いたままになってしまい、髪を保護する機能が働かなくなるからです。そうすると、どんどん水分が抜けて潤いのないパサパサの髪になってしまいます。
また、髪の毛が濡れたまま寝ると、寝具に雑菌が繁殖してしまう原因にもなります。注意するようにしましょう。
頭皮の環境を良くし、髪の潤いを保つためにも、正しい髪の毛の乾かし方を心がける必要があります。
正しい髪の毛の乾かし方
まず、タオルである程度水分をとってからドライヤーを使用します。ドライヤーの風は髪の毛の根元のほうにあてるようにすると、短時間で乾きます。手で髪をとかしながらやると、熱が髪の毛に当たりすぎていないか感じることもできます。
温かい風だけでなく、時々冷風に切り替えることで熱のダメージを減らすことができます。一ヵ所に長時間ドライヤーの風をあてることがないよう、またドライヤーの風の出口から髪の毛を近づけすぎないようにすることも大切です。
毎日のちょっとした習慣で髪の毛の悩みは解決します。髪を乾かす時も注意するようにしましょう。