腸内環境が悪いと太る理由②:糖質が体に吸収されやすくなる
腸内環境が悪く悪玉菌が増えると、腸壁の粘膜に炎症が起きます。腸壁に炎症が起きれば、栄養の吸収が妨げられますが、同時に排泄すべきものまで吸収してしまうことがあります。これが、血糖のコントロールを乱してしまうのです。
つまり、腸が荒れて腸壁に穴が開いている状態なので、食べ物が大きな分子として吸収されやすくなります。すると、血糖値が急激に上がってしまいます。
しかも、糖質は体への吸収が早い栄養素。そして糖質はカンジタのエサにもなるので、腸内環境を悪化させます。
腸内環境の悪い人が、甘い物やパンやご飯などの主食、果物、ジュース、スナック菓子などを食べると、健康な人よりも糖質の吸収はさらに速くなり、一気に血糖値があがりやすくなるのです。実際に、腸内環境が悪い人ほど糖質をよく摂る傾向があり、甘い物が好きなのが特徴。血糖の急上昇や乱降下は、肥満を通り越して、糖尿病の原因にもなります。
腸内環境が悪いと太る理由③:「幸せ物質」が減少し、過食に繋がる
腸では、私たちが感じる「幸福感」を作っているのをご存知ですか?
腸は“第二の脳”と呼ばれています。食べ物を分解して吸収する役割だけではなく、細胞が情報を伝達し、脳とコミュニケーションをとる役割も担っているのです。
私たちが日常で感じる幸福感とは、脳の中にあるセロトニン、ドーパミンといった神経伝達物質によりもたらされます。これらの物質が正常に分泌されていれば、私たちは前向きで、いつも健康で、幸せな状態を保つことができます。
この「幸せ物質」は脳の中にありますが、これを作っている「工場」は腸の中にあります。セロトニンは、脳内で1~2%、腸で90%、残りは腎臓や血小板などで産生されています。
そのため、腸内環境が悪いと、幸せ物質も上手く作られず、脳にも運ばれず、イライラや不安など、情緒不安定な状態になります。ストレスが溜まると過食に繋がりやすいと言われています。腸内環境は私たちの情緒にも関係しているのです。
腸内環境を改善すれば、痩せられる!
腸内環境が悪いことで起こるデメリットをお分かりいただけたでしょうか。反対に、腸内環境を整えれば、これらの悪影響は起こらず、今よりずっと痩せやすい体になれるということです。さらには、肌の状態や気持ちの状態までもが変わっていきます。女性にとっては嬉しいことばかりですよね。
腸内環境を良く保つためには、善玉菌を増やすことが大切です。善玉菌は、食物繊維、発酵食品を摂りいれることで活性化していきます。普段の食事から見直してみましょう。
私たちの細胞は日々生まれ変わっています。食べ物からの栄養は主に小腸で吸収されますが、その小腸上皮粘膜細胞は、約28日で生まれ変わると言われています。細胞の材料となるのが、私たちが日々口にするもの。次のお食事から、今から、全て変えることができます。よく噛んで、美しくお食事をしていきましょう♪
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