気温差8度で肌が荒れることが判明!

『common』より引用
(画像=『common』より引用)

寒暖差が身体に及ぼす影響は、健康面だけでなく美容面にも及ぶことが判明しました。「前日比の気温差が8度以上あると、肌荒れに直結する」と言います。肌荒れが寒暖差と関係しているなんて、意外ですよね。季節の変わり目に肌が荒れるという方は、寒暖差による影響化もしれません。

以下に、今回私も登壇した「寒暖差セミナー」での株式会社資生堂 グローバルイノベーションセンター研究員 村田大知氏からの報告をご紹介します。

資生堂が行った 20 歳~49 歳の敏感肌女性 200 名を対象にしたアンケート調査では、97%の人が「寒暖差は肌にダメージを与える」という意識があることが明らかになりました。

このことに着目し、“寒暖差”が引き起こす肌荒れメカニズムの解明に取り組みました。

従来、季節の変わり目に生じる肌の不調は自律神経の乱れなどに起因すると考えられていましたが、今回の発見では寒暖差 がマイナス 8 度以上あると、直接的に肌に悪影響をもたらす要因であることを解明しました。

寒暖差(温度低下刺激)により肌のバリア・保湿機能に重要な酵素のひとつである「カスパーゼ 14 」が減少し、肌荒れの原因となります。

寒暖差アレルギー・肌荒れの予防方法

このように寒暖差による不調は多岐にわたり、美容にまで害が及ぶことが分かっているわけですが、しっかり予防できている方は少ないのではないでしょうか。

寒暖差による不調、それから肌荒れを予防するためには「身体を温めること」。

これに尽きると思います。急激に寒さを感じて冷えることが不調に繋がります。この時期は、気象庁の予報を見て、気温にあった羽織りものを持って出かけましょう。

それから室内の温度も調整しましょう。寒い地域ほど、室内は温かく保っています。北海道や北米も、外は寒いけど部屋の中暖かいですよね。部屋にいるときは、寒さを感じないようにしてください。ただし、一つの部屋だけ温めるなどして家の中で寒暖差が生まれると、先ほどご紹介したように急激に血圧が上がる「血圧サージ」になりかねないので注意しましょう。

軽い運動で寒暖差アレルギーを改善!

「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」は、女性に多いとお話ししましたが、それは筋肉量少ないから。筋肉量を増やすためにも、運動はしないよりはした方がいいですね。

さらには運動には、ストレス解消という効果もあります。「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」は、自律神経の乱れによって起こる鼻炎なので、運動をすることでストレスを解消できれば予防にも役立つでしょう。

さらに運動で適度な疲労感を得ると、ぐっすり眠りにつけます。質のいい睡眠も自律神経を安定させるのに大事な要素です。

ただし激しい運動は免疫力を下げてしまうこともあるので、注意しましょう。自分の中でストレスだと感じない程度の、軽い運動をおすすめしています。

寒暖差アレルギーを防ぐ食べ物

『common』より引用
(画像=『common』より引用)

「寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)」の防止には、血流を良くする食べ物が有効です。今回は、2つの食べ物をご紹介します。

1、カカオポリフェノール

一つ目はカカオポリフェノール。高カカオのチョコレートを食べると良いでしょう。苦手な方はココアでも良いですね。

私もいつも18時くらいにココアを飲むことにしています。18時は診察が込み合う時間帯の少し前で、私が仕事で一息つく時間なんです。

2、生姜

ありきたりかもしれませんが、生姜も血行を良くしてくれる食べ物です。

ただし、生姜は体温自体を上げてくれるわけではありません。あくまで、血行を良くして表面温度を温めるだけです。

人間は恒温動物なので、外の環境によって温度は変わらず、外が暑くても寒くても温度が一定になるように保たれています。変温動物のクマさんとは違うんですね。なので、生姜を食べると感覚的に暑くなりますが体温は上がりません。ですが、血流促進には良いのでぜひ取り入れてみてください。

最近疲れがとれない、咳や鼻水がでるけど風邪かな・・・?と思っていた方は、大谷先生がおすすめする寒暖差対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。まずは、自分で温度調節できるように羽織るものを持ち歩くこと。これなら簡単にできますね!運動習慣や食べ物も見直して、より快適な身体を目指していきましょう。

提供・common(カラダとココロをキレイにするフィットネス&ライフスタイルマガジン)



【こちらの記事もおすすめ】
思わず共感する40代独身女性あるある
100均グッズで宅飲みをワンランクアップ
生活費月100万円超「ご近所セレブ」の実態
旅行のお土産、いくらが適切?
あぁ、癒やされる。飼いやすいペット5選