田舎暮らしはデメリットばかりじゃない!移住のメリット

田舎暮らしはデメリットばかり?!田舎暮らしの現実や失敗しない移住のコツを紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

利便性や経済的なデメリットが目立つ田舎暮らしですが、田舎に移住することで得られるメリットも存在します。以下は、田舎暮らしのメリット5つです。

  • 自然に囲まれてのびのび生活できる
  • 物価や家賃が安く済む
  • 地域の人との交流が深く楽しい
  • 都会で抱えていたストレスを抱えなくて済む
  • 田舎でしかできない仕事ができる

田舎に移住することで、ストレスの少ない人間らしい生き方を実現することができます。また、田舎ならではの職に就けるといったメリットもあり、田舎の魅力を最大限に感じながら日々の生活を送れる点もポイントです。
田舎暮らしするメリットと向き合い、自身にとって移住する価値があるライフスタイルかどうかを考えてみましょう。では、各項目の詳細を解説していきます。

自然に囲まれてのびのび生活できる

田舎暮らしするメリットのひとつが、自然の中でのびのびと過ごせる点です。
山、海、河川、丘陵、水田、湖、湾などの自然に囲まれた田舎エリアでは、季節の流れを自然から感じ取ることができます。植物や花々の色付き、黄金色に輝く稲作、山の雪化粧をはじめとする壮大かつ美しい自然景観を日常的に見られるため、時間に囚われない心豊かな暮らしを実現できます。

人やビルに囲まれた都市部で暮らす場合、大自然に触れる機会は多くありません。常に忙しなさや慌ただしさを感じることから、のびのびとした穏やかな暮らしとは程遠い生活になりがちです。
一方、自然の豊かさが魅力の田舎エリアには、リラックスしながらマイペースに過ごせる環境が整えられています。

物価や家賃が安く済む

田舎暮らしには、物価が安いというメリットがあります。
総務省が2020年に発表した「小売物価統計調査」によると、食料にかかる経費が最も低い都道府県は長野県です。46位に宮崎県、45位には奈良県がランクインしており、都市部よりも地方で暮らす方が食費を抑えやすいということが分かります。

また、2021年に実施された家賃に関する調査では、最も家賃が高い都道府県に東京都が選ばれています。具体的な家賃は、単身者用が69,202円、ファミリー用は92,875円です。
2番目に家賃が高い都道府県は神奈川県で、単身者用が57,749円、ファミリー用は86,429円となっています。
一方で最も家賃が安い都道府県に選ばれたのは、鳥取県と愛媛県です。
鳥取県は単身者用の家賃が最も安く、家賃相場は38,796円とされています。ファミリー用の最安値は愛媛県で、家賃は52,724円です。
最高値の東京と最安値の地方で家賃の差が大きいことから、田舎移住することで経済的な負担を減らせることが分かります。

輸送費などがかかる沖縄県や北海道などは例外となっているものの、都市部に近いエリアは食費や家賃が高く、遠いエリアは安いというのが一般的です。そのため、田舎エリアに暮らすことで、食費や住宅費を抑えられるという特徴があります。
長期的に見ると大幅な生活費の節約になるため、「子育てにお金をかけたいから他の生活費を抑えたい」「シンプルでお金がかからない田舎暮らしを叶えたい」という方におすすめです。

地域の人との交流が深く楽しい

田舎暮らしするメリットに、地域交流を楽しめる点が挙げられます。
人間関係が濃厚な田舎エリアでは、都市部よりも住民同士の繋がりが強い傾向にあります。地域の行事に参加する機会も多く、おすそ分けや井戸端会議などが頻繁に行われている点も特徴です。日常的に地域住民と深い交流を図れることから、現地生活に早くなじめるというメリットがあります。

また、特に子育て世帯にとって、田舎エリアは暮らしやすい移住地です。
住民同士の距離感が近い田舎エリアでは、地域住民が一体となって子どもを見守る体制が出来上がっています。子どもに対する日常的な声掛けはもちろん、困った時には子育て相談に乗ってもらえる点もポイントです。
子どもも含めた深い交流ができることから、「子連れでも優しく受け入れてもらえる自治体に住みたい」「温かい人たちに囲まれながら子どもを育てたい」という方におすすめです。

都会で抱えていたストレスを抱えなくて済む

田舎暮らしすることで、ストレスフリーな生活を実現できます。
都市部から離れた田舎エリアは、山々、森林、海をはじめとする自然の多さが魅力です。自然にはさまざまなストレス緩和効果があり、都市部で感じていたストレスを解消することができます。例えば、山々にある植物や森林からは、マイナスイオンが発生しています。

マイナスイオンが持つ主な効果は、血液の浄化や自律神経の調整です。肉体や精神を健康的な状態に保つ作用が働くことから、都市部では実現が難しいストレスフリーな生き方ができます。
また、海の水面に反射する太陽の光には、精神安定作用があるセロトニンが含まれています。別名「幸せホルモン」とも呼ばれており、ストレス、うつ、疲労、不眠といった幅広い症状に効果的です。

そのため、山々、森林、海をはじめとする大自然に囲まれた田舎は、精神的ストレスを感じにくい環境となっています。人間らしい生き生きとした生活を実現できることから、「都会の生活に疲れて苦しい」「もっと自分らしくマイペースに暮らせる場所に移住したい」という方に最適です。

田舎でしかできない仕事ができる

田舎暮らしは、田舎ならではの仕事に就きたい方におすすめです。
田舎エリアには、自治体ごとに現地特有の仕事があります。例えば、漁港がある海辺では漁業、畑や農地があるエリアでは農業、土地が広く気温が低い場所では酪農というように、現地の地形や気候を活かした産業が盛んに行われています。都市部では就けない仕事が多く、現地の自然環境と一体になりながら働ける点がポイントです。

田舎ならではの仕事をすることで、移住地の良さを再確認することに繋がります。その地が持つ独特の魅力を日常的に体感できるため、「移住地の環境に寄り添いながら働きたい」「田舎でしかできない仕事を通して現地の産業に貢献したい」という方にピッタリの移住地です。