【妊娠10ヶ月】吐き気

妊娠後期にはまたつわりのように吐き気を感じ始める妊婦さんもいます。
これは後期つわりと呼ばれるもので、大きくなった子宮が胃を圧迫して起こる吐き気。
病気になったわけではないので、後期にかけてまた吐き気が始まっても問題はありません。
妊娠10ヶ月に入り、子宮がだんだん下がってくると、吐き気も同時に収まってきますからご安心を。

ただ、吐き気も人によるので、妊娠10ヶ月でも吐き気を感じる人がいます。
吐き気で苦しい時は体に負荷をかけず、ゆったりとした過ごし方で、寝るときは枕を高くして眠りましょう。
また吐き気がするときは胃があれているので、刺激の強い食事は吐き気を悪化させます。
吐き気の強い時は特に、消化に良い食事を心がけ、ゆっくりと休むことが大切です。
吐き気も胎児が生まれる前に必ずなくなりますから、あと少し頑張って!

吐き気がいつまで続くのかは個人差で、はっきりとは言えませんが吐き気は赤ちゃんが大きくなった証拠として前向きに考えて。

もし、下痢を伴う吐き気の場合は食中毒の可能性が高いので早めにお医者様を受診しましょう。

【妊娠10ヶ月】正期産はいつから?

妊娠10ヶ月に入ると妊婦健診も週1となり、いよいよお産が近づきますが、胎児が生まれるタイミングは10ヶ月に入ればいつでも問題ないのでしょうか?

実は胎児がまだ36週の間は、臨月といえども「早産」となります。
場合によっては保育器に入れられて経過観察や、適切な処置をされる場合も。

妊娠10ヶ月でも、37週目からは、十分に胎児の機能が発達していると考えられるため、赤ちゃんが生まれても早産にはなりません。
正期産の期間に入ったら、いつ陣痛が来ても良いようにしっかりと準備をしておきましょう。

また、妊娠42週目からは出産予定日を2週間も過ぎてしまうことになり、今度は「過期産」と呼ばれます。
過期産は羊水が減ったり、胎盤機能が低下して、十分な酸素が胎児に供給されず、リスクが高くなります。
場合によっては陣痛促進剤や帝王切開といった処置がとられることがあるので、覚えておきましょう。

【妊娠10ヶ月】妊娠後期は眠い!?

さて妊娠10ヶ月にもなってくるとママの体も出産準備に入ります。
よく出産が近くなってくると「眠い」と言いますが、眠いのは出産準備に向けて体が長時間睡眠を避けるようになるから。
出産前からホルモンの影響で眠いのに長時間寝られない日々が続きまが、これは3時間置きの授乳に耐えられるよう、出産前から体が準備しているため。
そのため、出産前には眠い寝不足の日が続きます。

眠いのはお腹が大きくなって体力が落ちている事も関係しています。
この頃はちょっと動くと息が上がって疲れます。そんな疲労感で眠いのは当然ですね。
眠い時は眠い欲求に負けて横になることが一番です。
眠いのに寝られない時でも、横になって体を休めるだけでもずいぶん違います。

出産したら眠いといっても赤ちゃんは待ってくれません。眠い時は寝られる今のうちだけ。
眠いならゆっくり休みましょう。

また、する事があるのに眠いからできないという時は、軽いストレッチやお散歩で眠い気分を吹っ飛ばすのもよいですね。

【妊娠10ヶ月】適度な運動をして体力をつけましょう

さて眠い時には軽い運動をお勧めしましたが、妊娠10ヶ月にできる運動とはどんなものがあるのでしょうか?
妊娠10ヶ月は出産の直前。
いつお産が始まってもおかしくありません。
理想的な妊娠10ヶ月の過ごし方は適度な運動をすること。

眠い、体がだるいと眠ってばかりでは、お産に必要な体力が身につかないばかりか、あまり大事にしすぎると特に初産の人は過期産となってしまう恐れもあります。

体に負荷のかかるような運動をする過ごし方はいけませんが、適度な運動は理想的な10ヶ月の過ごし方です。
妊娠10ヶ月におすすめの運動はウォーキング。
ゆっくりと時間をかけてお散歩することで、下半身に筋肉がつき、お産が楽になります。
また、ウォーキングは有酸素運動ですから、ストレス解消や眠気を吹き飛ばす効果もあります。
自宅に閉じこもっているだけが出産までの過ごし方ではないのです。