妊娠10ヶ月は臨月といって出産間近の1か月間、待望の赤ちゃんに会うるのもあと少しです。ここでは妊娠10ヶ月の正常なお腹の大きさ、胎児がどのくらいお腹で成長しているのか、妊娠10ヶ月の理想的な過ごし方を解説します。もちろん里帰り出産の事もまとめてあります。

【妊娠10ヶ月】赤ちゃんに会えるまであと少し!

妊娠10ヶ月となれば、待望の赤ちゃんをその腕に抱くまであと少し!
今までよく頑張ってきましたよね。
つわりに、疲れ、腰の痛みや浮腫みまで、たくさん大変な事を経験したのではないでしょうか?

それもこれも、大切なベビーを迎えるため。

そこで今回は、妊娠の最終段階。
妊娠36週になると妊娠初期の4週に1回、妊娠中期の2週に1回から週1回に変わります。
妊娠10ヶ月目の胎児の様子、そしてママの体の事、臨月の過ごし方まで、注意点も交えて説明していきます。
出産までのカウントダウン。

出産に関する最終確認はしっかりとしておきましょう。

【妊娠10ヶ月】胎児はどのくらい成長しているの?

妊娠36週目から10ヶ月に入る妊娠期間。
もう出産間近です。

お腹も大きくなって、胎児も体重増加、十分成長してきている段階です。
お腹の中の胎児はどのくらい成長しているのでしょうか?

体重増加は、当然赤ちゃんによって変わってきますが、だいたい妊婦36週で胎児の体重が2500gか少し軽いくらいまで成長します。
2500gといえばもう出産しても十分な大きさです。

そして出産予定日が近づくと体重増加はさらに3000gほどまで達し、体長も50cm前後になります。

【妊娠10ヶ月】胎児の状態

妊娠10ヶ月の胎児の状態は、内臓機能もしっかりと成長し、いつ生まれても大丈夫なほど成長しています。
この時期、胎児は皮下脂肪をつけるようになり、赤ちゃんのふっくらした感じになっていきます。

この頃から生まれた時に呼吸ができるよう、肺機能が整ってなんとお腹の中で呼吸の練習もはじめるのだとか。
...生命の神秘ですねぇ...

胎児はそれまでお腹の中でくるくると自由に動き回っていました。
このダイナミックな胎動はパパやママにとって赤ちゃんの存在を確認できる楽しい時間であり、時にママを苦しめるものだったはずです。

妊婦10ヶ月に入ると、今までお腹の中で暴れまわっていた胎児は子宮の下の方におりてきて、手足をきゅっと丸め、外に出られるように準備を始めます。
今まで逆子だった胎児も、この頃に自然と頭を下にする正常位に落ち着くようです。
この時期に逆子が治らないと、帝王切開になるケースがありますから、よくお医者様に確認しましょう。

【妊娠10ヶ月】胎動が減る

子宮が下に下がり、今まで動き回って強い胎動を感じていたママも、胎動が減ったと心配することがあります。
胎児が子宮の下の方に落ち着くと、体勢をきゅっと丸め、出産への準備を始めるので、胎動が少なくなるだけで心配する必要はありません。

胎児は下におりてくると、頭が骨盤の中に入り、自由に動けなくなるので、それまでとはうって変わって胎動が少なくなります。
それはいつ生まれてもいいように、胎児が生まれるときの体勢に落ち着くから。
胎動が少ないと言って焦る必要はありません。

胎動が減ると心配するママも多いのですが、妊娠10ヶ月で胎動が減ることはごくごく普通の事。
そんなに心配する必要はありません。

くるくると動き回ることがなくなっただけで、手足は動いているので、胎動は減っても軽い胎動は感じるはずです。
もしも全く胎動を感じなくなったのであれば産婦人科で受診しましょう。
胎動が減ることはあっても、まったく胎動がなくなることは稀で、胎児のSOSサインかもしれません。