【今週の一冊】
「南米妖怪図鑑」ホセ・サナルディ他著、ロクリン社、2019年
妖怪と聞いて真っ先に思い出すのは「ゲゲゲの鬼太郎」ではないでしょうか。今回ご紹介するのは南米大陸の妖怪を取り上げた一冊です。
鬼太郎の中にも様々な妖怪が登場しますが、南米の妖怪も多種多様。人の形をしたものもあれば、複数の動物が合体したもの、あるいは想像上の生き物などもいます。本書は国別かつアルファベット順に南米の妖怪を取り上げているのですね。
中でも興味深かったのが、ロビソンという怪物。アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイとブラジルにいるとされています。これらの国々では7人の男兄弟について、「末っ子に注意せよ」という言い伝えがあるのです。なぜなら7番目の男の子は怪物・ロビソンになると信じられているからなのですね。幼少期の末っ子は普通通りの子どもなのですが、大人になると狂暴なロビソンに豹変するのだそうです。そしてキリスト教の洗礼を受けてない者を狙うとのこと。抵抗しようとしても叶わないとされます。
東洋にも似たような狂暴妖怪がいますよね。そう、「丙午(ひのえうま)」です。元は中国の干支から来ていますが、日本では「丙午の女は夫を食い殺す」という俗説が流布しました。60年に1回やってくる丙午の年は出生率が下がります。前回の丙午は1966年で、次は2026年です。果たして新生児の数はどうなるのでしょうか?
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